言いたかったこと ページ29
「じゃあ…今日の練習はこれでおしまいで良いですか？」
「そうだね。
本当にありがとうミンギュくん。お疲れ様でした」
汗が滴る髪の毛をタオルでガシガシと拭く
「ヒョン」
「ん？」
「俺、先帰りますから」
「え？なんで」
「Aさんと話したいことがあるでしょう？色々と」
「なっ…」
「大丈夫大丈夫。誰にも言いませんから」
「何、だよ。何を言わないんだ」
「Aさんとスニョンヒョンのことです」
「……」
そういえば
私たちがお互いに想いを伝え合ってすぐ
その場にミンギュくんが現れたんだ
“Aさんも一緒にいたんですね。2人で何を？”
“なんかヒョン 顔赤いですよ”
“Aさん、もしかしてスニョンヒョンと”
勘の良いミンギュくんならきっと
私たちの間に起きた変化に気づいているだろう
「ミンギュくん」
「はい」
「少しだけ、ホシくん借りても良い？」
「はい！もちろんです」
「……」
驚いた様子で目を丸くして固まるホシくん
可愛いなぁと思いつつ話を続ける
「ありがとう。
明後日の収録、よろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします！
それでは、お疲れ様でした。お先に失礼します」
「お疲れ様。気をつけて」
ミンギュくんを笑顔で送り出し
ゆっくりとホシくんの方を見る
「……」
「ホシくん」
「は、はい！」
「ちょっとだけ話したいんだけど…時間もらっても良い？」
「大丈夫です！」
「ふふ、ありがとう」
ホシくんの表情から緊張感が伝わってくる
私もドキドキしちゃうな
「話といっても大したことじゃないんだけど
撮影のとき、私がドギョムくんのこと見てたでしょ？その理由を説明したくて」
「あぁ…」
「あのね、私すごいことを発見してしまったの」
「え？発見？」
「そう。
ドギョムくん
恋をしてるんじゃないかな」
「へ？ソクミンが…恋。誰にですか。まさかAさん？」
「あはは、どうして〜 違うよ」
「…違うんですか(よかった)」
「ヘジョンちゃんに向けた視線がね、特別だったような気がしたの。
ほら、ジョンハンくんと仲良さそうに話してたとき」
「あ〜」
「あれはヤキモチだと思うな。きっと」
そうだったら良いな、という期待
だって
あの2人はとってもお似合いだから
「…Aさん」
「うん？」
「ヤキモチって、どう思いますか？」
そう尋ねるホシくんは
少し不安そうな表情をしていた
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ゆう(プロフ) - 大好きなお話です！主人公ちゃん幸せになってほしい！無理なく更新頑張ってください、楽しみにしています^_^ (2019年11月14日 18時) (
レス) id: d947a4b4d3 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - お話本当に好きです。主人公ちゃんの頑張りに胸を打たれます。正直者は報われる。幸せになれる。そんな未来を夢みます。 (2019年10月31日 20時) (レス) id: 4f0e5db1b8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - もう！練習一生懸命やらないメンバーには心底腹が立ちますね！天罰をお願いしますね、作者様 (2019年5月6日 19時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 楓彩さん» そんなそんな、まだまだですよ。そう言って頂けて光栄です(o^^o)この先もほっこりキュンキュン出来るように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はるちゃまさん» そんな風に言って頂けて嬉しいです(;_;)低評価はそんなに気にしていないので大丈夫ですよ！元々自己満小説なので(笑)はるちゃまさんのように言ってくださる方がいるだけで頑張れます！本当にありがとうございます^o^ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2018年11月25日 19時
