私の本当に好きな人 4 ページ45
「はぁ…」
ジスの家の前でしゃがみ込み、
時間が経つにつれて後悔の波が押し寄せて来た。
携帯はジスが持ってるし…
あーもう、このまんま事務所な行こうかな?
荷物もそんなにないし…
「……ごめんね、ジス」
隣にいるって言ったのに、嘘ついて…
ガチャッ
「わっ、大丈夫?」
マンションを背に歩いてたら前から男の子が走ってきた。
『うっ…うわああああん!』
「えっ、どうしたの?」
しゃがんで目線を合わせると、男の子はぎゅっと抱きついて来た
『リンちゃんに振られたのっ』
「そっかそっか…よく頑張ったね」
『お姉さんは好きな人いる…?』
涙をゴシゴシと吹きながら男の子はそう聞いて来た
「……お姉さんも振られたんだ」
『へ?そうなの?』
「うん…笑 」
『あのお兄さんに?』
「え?」
男の子が指差す方を見るとジスが小さく手を振っていた。
「ジス…」
『お姉さんのこと泣かせたら僕が許さないからぁ!!』
「あ、ちょっと、」
男の子はジスを押して走り去ってしまった。
JS「…怒られちゃった、笑」
なんで追いかけてきたの…?
携帯を返しにきたの?
「…私、行かなきゃ。携帯ありがとう」
ジスの手元にある携帯を取ろうとしたら手を高く上げられた
「ちょっと…」
ジャンプしても届かない…
「ちょっとジっ」
チュッ
え、嘘…
私ジスにキスされてる、、
ドンっと肩を押して距離をとった
「な、なに?なんでこんな事するの…こんな事されたら勘違JS「勘違いしていいよ」
「ジス、何言ってるの?からかってるの?」
なんともない顔をするジスに腹が立った。
JS「僕さ、やっぱりAにそばに居てほしい」
「でも私はJS「時間を掛けてAを好きになりたい」
あぁ、ずるい
ほんとにずるい。
「もし好きになれなかったら?捨てるの?」
JS「それはないよ、だってもう好きになってきてるんだよ?」
「でも…でもっ婚約者のこと馬鹿みたいに好きなんでしょ?」
婚約までいったんだもん…勝てないよ私なんか
JS「だから時間を掛けたいんだよ、A。僕のそばに居てよお願い」
ジスに優しく抱き締められて私の涙腺は一気に緩んだ
「ジスのそばに居たいっ…」
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りんご - ジスペンなんでめっちゃ良かったです!! これからもジスくんのお話いっぱい楽しみにしてます! (2018年8月20日 22時) (レス) id: 4be168320b (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - 白銀丸さん» 本当ですか?!とても嬉しいです!ありがとうございます!! (2017年2月28日 22時) (レス) id: b1d433683e (このIDを非表示/違反報告)
白銀丸(プロフ) - めっちゃジョシュアすごく良かったです!次のお話も楽しみにしてます! (2017年2月28日 21時) (レス) id: 35d5af35f3 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - キムゴンさん» そんな風に言っていただけるなんてとても嬉しいです!!!ありがとうございます!!ご期待に応えられるように頑張ります(^◇^) (2017年2月28日 6時) (レス) id: b1d433683e (このIDを非表示/違反報告)
キムゴン(プロフ) - 凄く大好きな作品でした!私はジスペンなので最後にジスでハッピーエンドで凄く嬉しくてでも、ハンソル辺りでキュンキュンしまくりました!幸せな時間ありがとうございます!次回作も是非待ってます! (2017年2月28日 0時) (レス) id: 0bfb133e35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなり | 作成日時:2016年12月24日 16時