レンタル彼女

私の本当に好きな人 3 ページ44

「わっ、ジス？」




JS「どこ行ってたの…？」







カフェに長居しすぎて
さすがにやはいと思って急いで帰った。




そしたら玄関にあるクローゼットに背中をつけてジスが座っていた







ジスはゆっくり立ち上がって私の首筋に顔を埋めた







「ごめん、ごめんねジス」





JS「吃驚したんだから、」






息が首にかかってくすぐったい…






「くすぐったいよジスっ」




JS「ふっ、可愛い」








チクっと首に痛みが走った




まさかキスマーク？








JS「ねぇ…A」




「ん？」







とろんとした瞳に私が写ってる…
それだけで嬉しいのに、、







私、ジスが欲しいよ…、







JS「ずっとそばに居てよ…」




「っ……」







嬉しい、嬉しいのに…
ジスは私のことを好きじゃないと思うと悲しみへ変わっていった







JS「A…？」






涙がバレないように俯くけど肩が震えちゃう






「寝よっか、ほら行くよー！」







急いで拭いてジスの背中を押して寝室に入れた。






JS「Aは？寝ないの？」




「もう少ししたら行くから先寝てて！」








私はそれだけ言ってトイレに篭った。








「うっ…辛いよっ、」







好きが溢れちゃう、蓋をしても溢れちゃう…






どうしたらいいんだろう、、









3日目の事だった。









JS「電話鳴ってるよ？」




「あ、うん。出てくるね」




JS「うん」









玄関の方に行って通知を確認した。







''マネージャー''









「はい、」





MG『ごめん昨日出れなくて、なんかあった？』





「…好きになっちゃいました」





MG『……で？』





「ホンジスさんの担当外させてください」






これが私の決断。






MG『…契約破棄料金払う事になるけど』





「はい、」





JS「A？」





「っジス、」





JS「どうしたの」






ジスは心配そうに私に近寄ってきた。








MG『相手説得させてからまた電話して』




「…はい」








電話が切れた瞬間ジスに携帯を奪われた。






「ちょ、ジス何するの？」




JS「ホンジスさんの担当外させてくださいってどういうこと？」




「……聞いてたんだ」






ジスは泣きそうな顔をして私の手首を強く掴んだ






「痛いよっ、」





JS「僕の胸の方が痛いよ」




「…たの、」




JS「なに？」







「ジスのこと好きになっちゃったんだってば！！！！！」

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