プレゼントは彼女 1 ページ25
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ピッ
「一点」
ピッ
「二点」
ピッ
「三点」
ピッピッピ
「三点で合計658円になります、」
「丁度ですね、ありがとうございました」
家の近場のスーパーのバイトを始めて2年目。
大学生になってから始めたバイト。
慣れるのに時間はかからなかった。
そんなある日、品揃えをしていた時のことだ。
『すみません、小麦粉ってどこにありますか?』
「小麦粉ですか、確かここらへんに…」
『あ、ありがとうございます!』
「いえ、」
いつも通り、お客の対応をして
また品揃えをしようとその場を離れた。
先輩「ジフナ、レジ打ち代わってくんない?」
「あ、はい。わかりました」
どうせ、煙草でも吸って時間潰すんだろ…頼りない先輩だ。
ピッピッピ
「五点で合計960円です」
《どうも》
「ありがとうございました」
『あ、さっきの店員さん!』
「…?」
『ほら小麦粉っ』
彼女は嬉しそうにカゴの中にある小麦粉を指差した。
「あぁ、さっきの」
顔見てなかったから分かんなかった。
ピッ
「一点」
『イ…ジフンっていうんだ』
…名札見られた。
ピッ
「二点」
ピッピッピ
「二点で、508円です」
『はい、』
「丁度ですね、ありがとうございました」
『また来ますね』
彼女はそう微笑んで行ってしまった。
きっともう会うことはないのに、
少しだけ彼女が気になってしまった。
先輩『ジフナ、お前彼女いんの?』
「居ないですけど」
シフトも終わり、帰る準備をしてたら
先輩に話しかけられた。
俺が嫌いなさっきの先輩。
先輩「良かった良かった。
いつものお礼としてプレゼント送ったから」
「…プレゼント?」
先輩「誕生日も近いじゃん?喜んでくれると思うなぁ」
そんなに仲良くも無いのにプレゼントって…
先輩「そんな怖い顔すんなって〜笑」
しょうもない物だったら捨てよ。
3日後
ピンポーン
先輩からの例のプレゼントか…
ガチャ
「…え、」
『あれ、この前の店員さん!!』
「なんで貴女が…」
『あれ聞いてませんか?
今日から私1週間、ジフンさんの彼女です』
「はあ?」
あの先輩…ほんと意味わかんない
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りんご - ジスペンなんでめっちゃ良かったです!! これからもジスくんのお話いっぱい楽しみにしてます! (2018年8月20日 22時) (レス) id: 4be168320b (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - 白銀丸さん» 本当ですか?!とても嬉しいです!ありがとうございます!! (2017年2月28日 22時) (レス) id: b1d433683e (このIDを非表示/違反報告)
白銀丸(プロフ) - めっちゃジョシュアすごく良かったです!次のお話も楽しみにしてます! (2017年2月28日 21時) (レス) id: 35d5af35f3 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - キムゴンさん» そんな風に言っていただけるなんてとても嬉しいです!!!ありがとうございます!!ご期待に応えられるように頑張ります(^◇^) (2017年2月28日 6時) (レス) id: b1d433683e (このIDを非表示/違反報告)
キムゴン(プロフ) - 凄く大好きな作品でした!私はジスペンなので最後にジスでハッピーエンドで凄く嬉しくてでも、ハンソル辺りでキュンキュンしまくりました!幸せな時間ありがとうございます!次回作も是非待ってます! (2017年2月28日 0時) (レス) id: 0bfb133e35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなり | 作成日時:2016年12月24日 16時