高校時代の彼女 1 ページ15
DKside
先輩「やぁイソクミン！！お前いつになったら彼女作るんだよ〜」
「あはは、いつですかね〜」
会社の飲み会の後、
べろんべろんに酔った先輩を支えながら繁華街を歩いていた。
小中高の12年間。
ムードメーカーだった俺は男女関係なく人気者でした。
そんな俺にも好きな子も彼女もいました。
彼女できたのは高3の時だけですけど。
その時できた彼女は清楚で上品な女の子だった。
なんでそんな子と俺が付き合えたかは…
俺も正直良くわからない、笑
ダメ元で告ったらOK貰えたみたいな、ね
でも卒業式の後、靴箱に手紙が入ってて
《ごめんね、ソクミンくん》
と、真ん中に一文書いてあった。
この綺麗な字を見てすぐAさんだと思った。
それは彼女からの別れの言葉だった。
その日から連絡も無くて、
社会人になってからも未だに彼女を忘れる事が出来てない。
まだ、彼女が好きだからだ。
「あ、タクシー！！」
先輩を支えながらも前からくるタクシーに手を振った。
タクシーが止まって先輩を入れる準備をしていたらドアが開いた。
そのドアの奥から女性が出てきて俺に微笑んだ。
「え、まじかよ…」
こんな事あっていいの？
『どうぞ？』
「あ、どうも…」
先輩の家の住所を運転手さんに伝え、タクシーを見送った。
恐る恐る振り向くと当時と変わらない笑顔で俺を見ていた。
『久しぶりだね、ソクミンくん』
「久しぶりだね…じゃないよ、」
無意識に彼女を抱き締めた。
まさかこんな風に再会するなんて思わなかった。
『卒業式の後、遠くに引っ越したの』
「言ってくれればよかったのに、」
『時間がなかったの、ごめんね？』
あの後、お洒落なBARが近くにあったから入ることにした。
「今は何してるの？結局美大行ったの？」
当時のAさんは美大に行って絵を描きたいって言ってたっけ
『……行ってないの』
「え？」
『今、私レンタル彼女の仕事してるの』
「レンタル彼女？なにそれ、」
Aさんは小さく笑って赤ワインを一口飲んだ。
レンタル彼女ってなに…
どうしてその仕事を彼女がしてるんだ？
Aさんはトロンとした目で見つめてこう言った。
『知らない人の1週間彼女になるお仕事』
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りんご - ジスペンなんでめっちゃ良かったです！！ これからもジスくんのお話いっぱい楽しみにしてます！ (2018年8月20日 22時) (
レス) id: 4be168320b (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - 白銀丸さん» 本当ですか？！とても嬉しいです！ありがとうございます！！ (2017年2月28日 22時) (レス) id: b1d433683e (このIDを非表示/違反報告)
白銀丸(プロフ) - めっちゃジョシュアすごく良かったです！次のお話も楽しみにしてます！ (2017年2月28日 21時) (レス) id: 35d5af35f3 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - キムゴンさん» そんな風に言っていただけるなんてとても嬉しいです！！！ありがとうございます！！ご期待に応えられるように頑張ります（＾◇＾） (2017年2月28日 6時) (レス) id: b1d433683e (このIDを非表示/違反報告)
キムゴン(プロフ) - 凄く大好きな作品でした！私はジスペンなので最後にジスでハッピーエンドで凄く嬉しくてでも、ハンソル辺りでキュンキュンしまくりました！幸せな時間ありがとうございます！次回作も是非待ってます！ (2017年2月28日 0時) (レス) id: 0bfb133e35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなり
| 作成日時：2016年12月24日 16時
