教師同士の恋愛

ep.25 ページ25

スンチョルと付き合い始めて
ちょうど1週間が経った日の事だった。









MG「やっとくっつきましたか」








昼休み、
お弁当を持ってミンギュくんが保健室に来た。








「周りに言いふらしたりしたら許さないからね」









私とスンチョルは約束した。
生徒先生達には関係を明かさないと。







でもミンギュくんとジスには話すつもりでいた。







私とスンチョルは
仕事とプライベートを分ける人間である事がわかってお互い約束した。









MG「はいはい、ジス先生はどうするつもりですか？」







「大切な親友だし、ちゃんと話すつもり」






MG「そうですか」









ふとミンギュくんの言葉を思い出した







''…教師と生徒ってやっぱりダメですか''









「ミンギュくんの好きな人って教師なの？」






MG「ぶっ…」







おにぎりを吹き出した。







「汚い」





MG「いや、今のは先生の所為でしょ！！」








なんて言いながら
吹き出したモノを吹くミンギュくん。









「ごめんごめん、笑」





MG「もう…」






「で、どうなの？君の恋愛事情は」





MG「一方通行ですね」







と、ミンギュくんは切なそうに笑った。





ナナ先生だもんね、手強いよそりゃあ








「ガンバ！」







ファイトポーズをすると
ミンギュくんは溜息をついた。









MG「A先生ってなんか…」






「ん？」







すごくじーっと見つめられてる








MG「パンダみたいですよね」






「は？」






MG「草食に見えて肉食みたいな」









いや、どっからその解釈でてきた？









結局私は理解できないまま昼休みを過ごした。









「ジス、今日時間ある？」







職員室に戻ろうとしたら
丁度、廊下でジスとすれ違った。









JS「うん、あるよ」





「じゃあいつもの居酒屋で」





JS「わかった」









私と目を合わそうとしないジス。
ジスはその場から去ろうとしたからつい腕を掴んだ。









「ジス？なんかあった？」





JS「なんもないよ。じゃ、また後でね」









最後までジスは目を合わせてくれなかった。

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