ep.13 ページ13
お互いを求めるように、深く…
離れるととろんとした目で
私を見つめるスンチョル。
って、なにしてんだろ私。
SC「俺さマジで好きになっちゃったんだよ」
「…は？」
私のことを？
SC「こんな好きになるつもりじゃなかったんだけどな」
呆れたように笑うスンチョルは
どこか悲しそうだった。
「ねえ、なんで悲しそうに笑うの？」
きっと教師同士だからだとか思ってるのかな
SC「え？」
スンチョルは少し声を震わせて頬に涙が流れた。
「泣いてんじゃん…」
近くにあったティッシュを
取って優しくその涙を拭きとった。
SC「ごめん、今日だけ付き合って」
スンチョルはそれだけ言って
ハンドルを握った。
着いたところは恐らくスンチョルの家だ。
高層マンションに住んでたのね
SC「来いよ」
「あ、うん」
いつもより男らしいスンチョルに胸が高鳴った。
やばい。
このままじゃ雰囲気に呑まれる。
と、思いながらも
ついてきちゃったし
SC「適当に座って」
「うん」
ソファの端っこに座って周りを見渡した。
SC「何緊張してんだよ笑」
いつの間にかスウェット姿になってるスンチョルが
隣にどかっと座ってきた。
「はあ？緊張なんてしてないけど」
私が余裕そうに言うと
スンチョルは急に真剣な顔で近づいてきた。
「な、なに」
SC「気の強い女、ドストライク」
「きゃっ」
SC「よし、やるか」
「…ん」
スンチョルの''付き合って''は
この高層マンションの最上階にあるジムの事だった。
変なことを考えていた私を殴ってやりたい。
SC「悩み事があるときはいつもここ来てるんだ」
「あっそ」
ランニングマシーンに乗りながら
私はひたすら走った。
SC「何拗ねてんだよ」
「拗ねてないわ」
あー恥ずかしい。
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おもも(プロフ) - ひなりさん» わー！楽しみにしてます！！！！ (2016年8月10日 16時) (
レス) id: 76feb585b8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - おももさん» そんな！ありがとうございます！！次回の作品でも2人は登場するので楽しみにしててください(^-^)/ (2016年8月10日 16時) (レス) id: 21ff5d1a83 (このIDを非表示/違反報告)
おもも(プロフ) - とっても面白かったです（ ; ; ）終わってしまうのとても惜しいです。。幸せをありがとうございました！！ (2016年8月10日 16時) (レス) id: 76feb585b8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - ちょるさん» ありがとうございます！頑張ります(^○^) (2016年7月27日 23時) (レス) id: 21ff5d1a83 (このIDを非表示/違反報告)
ちょる - すごく毎回ドキドキしています！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2016年7月25日 23時) (レス) id: e67b65adaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなり
| 作成日時：2016年7月12日 23時
