４８：打ち明ける勇気を ページ48
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『 ごめんA、待った？』
そう言いながら、テーブルを挟んで向かい側に座ったソラに ううん、全然大丈夫だよ と首を横に振る。彼女の横に腰を下ろしたミンギュくんにも 来てくれてありがとう と声を掛ける。
ソラとミンギュくんに、どうしても、ウォヌ先輩のことを相談したくて。声が酷いとはいえ、風邪はほぼ治った私は 話がある とソラにメッセージを送った。ミンギュくんと2人で聞いてほしい とも付け足して。
ソラはそれに わかった とだけ返してくれて、たまたま授業がお昼までだった2人と、語学堂終わりに近くのカフェで待ち合わせたのである。
ソラはカフェラテを、ミンギュくんはコーヒーを頼んだ。それらを待っている間、2人には風邪や声を心配された。それと、ミョンホや2人のおかげで先輩が来て看病してくれたお礼を言った。
頼んでいたものが運ばれて来ると、
『 …で、話ってどうしたの？』
ソラが切り出した。
M『 …ソラさあ、もうちょっとこう…世間話した後で、とか思わないの？直球過ぎない？』
苦笑いを浮かべるミンギュくんにつられて、私も笑ってしまう。
『 こういうのは別に勿体ぶったって良いことないでしょ？聞く時にはスパッと聞かなきゃ 』
如何にもソラらしい意見に、また笑みが溢れる。
M『 …でも、めちゃくちゃ大事な、重い話かもしれないじゃん 』
「 ……大丈夫だよ、ミンギュくん。私もソラの言う通りだと思うから 」
自分の紅茶を1口飲み、相変わらずソラを諭すミンギュくんにそう言う。彼は なら良いけど… と、案外素直に引き下がってくれた。
「 ……じゃあ、本題なんだけど 」
うん と頷いてくれたソラを見て、すっと姿勢を正す。
先輩のことを好きになった。
思うのは簡単だけど、言葉にするのは難しい。言いづらい理由は、恥ずかしいからっていう、そんな子どもじみたものじゃない。
私達はもう10代後半だし、小学生や中学生の頃のように、好きな人を打ち明けたりバレたりして、からかい合うような歳じゃない。
じゃあ、なんで2人に言いづらいのか。
………チラついてしまうんだ。先輩の過去に触れる、ソラの寂しそうな横顔が。
そんなソラに、言ってしまっても良いのか。こうして彼女を前にしても、その迷いは残っていた。
M『 ……A？大丈夫？』
黙り込んでしまった私の顔を、ミンギュくんが心配そうに覗き込んでくる。
『 ……私は、急かしたいわけじゃないからね？ほんと、Aのタイミングで言ってくれて良いから 』
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アオコ(プロフ) - るるるさん» ミョンホにはこれからもどんどん動いてもらう所存です（言い方） (2020年10月12日 20時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ミョンホ〜(*^ーﾟ)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!! もう〜〜うぉぬくん…熱上がっちゃう((〃´д｀〃)) (2020年10月8日 16時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - るるるさん» るるるさん〜！こちらこそお久しぶりです！！チャイナ組には大活躍して頂きたい願望があるので（願望）、たくさん書けるようにか頑張ります！わかります…どんだけ美味しいお肉出てきても多分無味に感じますね… (2020年9月30日 23時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - アオコさん、お久しぶりです〜！チャイナ組が登場しててめちゃくちゃテンション上がりました！おぬ君とじゅんぴとはおちゃんとランチなんて…顔面が眩しすぎて緊張でご飯喉を通らなさそうです笑 (2020年9月29日 21時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます〜！私もうるさい人種だからか個人的に賑やか方めちゃくちゃ好きなので騒ぎまくりましょう…？！ (2020年9月17日 21時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年9月16日 22時
