４６：約束と相変わらずな友達 ページ46
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ウォヌ先輩はあの後、私に薬を飲ませ洗い物も終わらせてくれると、
W『 ゆっくり寝て早く治すんだよ 』
そう言って帰って行った。もちろん、先輩が帰る前にお礼はたくさん言ったけど、何だかまだ言い足りない気がした。それぐらい、お世話になった。…まあ、ごはん奢ることになってるし…。
私の誘いを先輩は社交辞令としては受け取らず、
W『 …ごはん、楽しみにしてるから 』
とすら言ってくれた。それが、すごく、嬉しかったんだ。
先輩のおかげで私はその夜お風呂に入った後ゆっくり寝られて、翌朝になれば元通りの体調に復活していた。
体温が平熱に戻っていることを確認し、これなら授業に出ても大丈夫そうとマンションを出ると、ミョンホはいなかった。待っても、出て来なかった。…多分、私がまだ風邪を引いていて今日も休むと思ってるんだろうな。まあ、連絡も入れてなかったし……そう思い、私は1人で語学堂までやって来た。
ミョンホと約束してからは流れでずっと一緒に行っているけれど、私はすっかり、駅の複雑な道を覚えていた。
「 ……ミョンホ…！」
語学堂が近くなって来た頃、見知った背中を見つけて私は駆け寄った。ポンと、その薄い背中を叩くと、彼の肩は大きくびくりと跳ねた。
MN『 ……なんだ、Aか 』
大袈裟な反応だなと思っていたら、どうやらミョンホはイヤホンをしていて私の声が聞こえていなかったらしい。おはよう と言うと、同じように おはよう と言いながら、彼は耳から外したイヤホンをリュックに仕舞った。
「 ……ていうか、なんだ、Aかって何？なんだって何？」
ミョンホの言葉を聞き捨てるわけにはいかず詰め寄ると、彼は心底面倒臭そうにため息を吐いた。
MN『 …相変わらずひどい声だな 』
私を見下ろすミョンホの台詞に、何も言い返せなくなってしまう。確かに私は頭も痛くないし、身体も怠くない。体調自体は頗る良いのだけれど、声だけはまだ元に戻っていなかったんだ。
MN『 …ま、治ったなら良かったけど 』
ミョンホはにこりともせずにそう言うと、私の頭にぽんと手を置き、すたすたと行ってしまった。ちょっと待って…！と言いながらあとを追い、彼の隣に並ぶ。
「 私が何の為にミョンホのこと呼び止めたと思ってるの？」
MN『 …知らないよ。挨拶する為じゃないの？』
「 お礼言う為に決まってるでしょ？」
MN『 …………お礼言いに来た奴の話し方じゃないけど 』
「 それはミョンホが鈍感だからでしょ…！」
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アオコ(プロフ) - るるるさん» ミョンホにはこれからもどんどん動いてもらう所存です（言い方） (2020年10月12日 20時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ミョンホ〜(*^ーﾟ)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!! もう〜〜うぉぬくん…熱上がっちゃう((〃´д｀〃)) (2020年10月8日 16時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - るるるさん» るるるさん〜！こちらこそお久しぶりです！！チャイナ組には大活躍して頂きたい願望があるので（願望）、たくさん書けるようにか頑張ります！わかります…どんだけ美味しいお肉出てきても多分無味に感じますね… (2020年9月30日 23時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - アオコさん、お久しぶりです〜！チャイナ組が登場しててめちゃくちゃテンション上がりました！おぬ君とじゅんぴとはおちゃんとランチなんて…顔面が眩しすぎて緊張でご飯喉を通らなさそうです笑 (2020年9月29日 21時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます〜！私もうるさい人種だからか個人的に賑やか方めちゃくちゃ好きなので騒ぎまくりましょう…？！ (2020年9月17日 21時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年9月16日 22時
