１４：あなたがそう言ってくれるだけで ページ14
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美味しいから という理由で、ウォヌ先輩が私にくれたチョコレート。晩ごはんの後デザートにと食べたそれは、甘過ぎず苦過ぎずで、ほんとに美味しくて若干感動したぐらいだ。誰かに聞かれたら 大袈裟だ と笑われるかもしれないけど。
W『 でしょ？俺のオススメだから、間違いないよ 』
そう言って、片口角を上げた先輩。悪戯っぽいその笑みは、初めて見た表情だった。それすらも かっこ良い って思っちゃうんだから、結構重症かもしれない。
『 …あっ、そろそろ行かなきゃ！』
不意に腕時計に目を落としたソラが、慌てたように隣にいるミンギュくんの肩を叩く。
M『 うわ、ほんとだ！』
『 ねえA、良かったらお昼一緒に食べない？美味しいラーメン屋さん、知ってるの 』
「 うん、行きたい！」
『 じゃ、連絡先交換しよ！』
その言葉に頷き、ソラと慌ただしくメッセージアプリでお互いのアカウントを登録し合った。
M『 俺のはまた後で教えるから！ソラ、ウォヌヒョン、早く行こ！1限始まる！』
『 うん！…じゃあA、また後でね！頑張って！』
「 うん、ありがとう 」
バタバタと走り去るソラとミンギュくんを見送ってると A と後ろから名前を呼ばれる。慌てて振り返ると、まだそこに立っていた先輩。
「 …え、先輩も急がないと… 」
W『 うん。でも、俺もAに頑張れって言いたくて 』
柔らかく微笑んだ先輩に えっ と変な声を出してしまった。……ダメだ、これ以上優しくしないでほしい。
W『 …初めてだから緊張すると思うけど、リラックスして頑張れ 』
「 …はい、ありがとうございます…。ウォヌ先輩も、授業、頑張ってください 」
W『 うん、ありがとう 』
先輩は じゃあね と手を上げると、少し小走りで私の前から去って行った。手を振り返す余裕を、私は持ち合わせていなかった。
とにかく、早く動いている心臓を落ち着かせたかったし、きっと赤くなっているであろう頬の熱を、今すぐに下げたかった。
先輩が言っていたように、語学堂は大学と同じ敷地の中にあった。今度は迷わず、無事に語学堂に着くことが出来た。大きな建物に圧倒されつつも中に入り、教室を確認してそこに向かった。
今日は、クラス分けのテストだ。筆記と面接があると聞いていて、もちろんこの日の為にたくさん勉強したけれど、いざその時が来ると緊張してしまう。どうか本領発揮出来ますように…と願うばかりだ。
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アオコ(プロフ) - るるるさん» ミョンホにはこれからもどんどん動いてもらう所存です（言い方） (2020年10月12日 20時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ミョンホ〜(*^ーﾟ)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!! もう〜〜うぉぬくん…熱上がっちゃう((〃´д｀〃)) (2020年10月8日 16時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - るるるさん» るるるさん〜！こちらこそお久しぶりです！！チャイナ組には大活躍して頂きたい願望があるので（願望）、たくさん書けるようにか頑張ります！わかります…どんだけ美味しいお肉出てきても多分無味に感じますね… (2020年9月30日 23時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - アオコさん、お久しぶりです〜！チャイナ組が登場しててめちゃくちゃテンション上がりました！おぬ君とじゅんぴとはおちゃんとランチなんて…顔面が眩しすぎて緊張でご飯喉を通らなさそうです笑 (2020年9月29日 21時) (レス) id: f77ccef066 (このIDを非表示/違反報告)
アオコ(プロフ) - すずさん» コメントありがとうございます〜！私もうるさい人種だからか個人的に賑やか方めちゃくちゃ好きなので騒ぎまくりましょう…？！ (2020年9月17日 21時) (レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年9月16日 22時
