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悟「A可愛い。Aは何が欲しい?
お金?権力?それともそれを超えちゃうもの?
なんだってあげるけど。」
お兄さんがニコニコとした笑みをこちらに見せながらそう言った。
「お兄さんが居れば何もいらないよ。」
悟「何それ、僕が欲しいってこと?」
「…欲しいってことなのかなぁ。」
悟「可愛い。ギューってしたい。
絶対離さないって決めた、もう決めてるけど。」
夜8時30分
2人で向かい合わせになって食べるご飯は
すごく美味しい。
今日の晩飯はグラタンに
サラダ、それにコーンスープだ。
全部、私の好きなものばかり。
普段は優しいのが五条のお兄さん。
だけどもそんなお兄さんは、時々変な事を言うから、思わず頭を傾げたくなる時がある。
「何が欲しい?なんでもあげる。」
っていうのが、お兄さんの口癖。
お兄さんにとって私は可愛いらしい。
´だからなんでもあげたいんだよ´って言われた事が
あったから、それがお兄さんなりの愛情表現だって
思ってる。
だからこれはいいんだけど、
あとは、
悟「あぁそうだ。僕もAを離さない。
だからAも僕を離さないって約束してくれるよね?」
「うん。分かった、約束ね。」
何事にでも約束をしてお互いを縛り合う事、
それが無意識なのか意識的なのかは分からないけど
常にお兄さんがやってる事で、
私が「変なの」って思うお兄さんの行動。
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作者名:tsuki | 作成日時:2020年11月28日 21時