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私、今からどこに連れていかれるの。
伊地知「五条さんのマンションに…と言いたいところですが、五条さんから最近できた美味しい甘味処にいくのはどうかと伝言を預かっております。如何なさいますか?」
「マンションより安全なそこでお願いします…」
かしこまりました。と、先程から丁寧な対応をしてくださっている伊地知さんには申し訳ないが、もう帰りたい。
帰らせてくれ。
「あの…五条さんって女の人に飢えてたり女の人を連れ回したりするのが趣味なんですか…?日常的に女の人を取っかえ引っ変えしてたりとか…」
もしそうだとしたら、昨日フラれた可哀想な女(私)を結婚を前提に付き合おう!あ、甘味処行かね?みたいなノリで誘う五条悟、芸能界は恐ろしい。
伊地知「いや…五条さんと仲が良い女性となると家入硝子さんしか私にも分からないくらいには女性とのスキャンダルは1度も出たことがないんです。…だから、本当にAさんに惚れ込んだとしか…」
そうとしか思えませんと、ミラー越しに伊地知さんは話す。
「昨日…私、やけ酒してたら、「明日の自分のためにやめておいた方が良い」って止めてくださったんです、悟さん。…いいひとなのかな。」
伊地知「それは…硝子さんはお酒がとても強くて、その反面五条さんは弱いんです。下戸で、あまりお酒が飲めないから故の発言だったのかもしれませんね。」
だから、オレンジジュース。
オレンジジュースを飲んで、私のこと慰めてくれてたのか、五条悟。
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作者名:川村 | 作成日時:2023年7月28日 20時