Obsession (ページ34)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:18,693 hit

33 ページ34

BK「お前に言わせといて俺は言わないわけにはいかないよな...」

CY「無理して言わなくても大丈夫だぞ。」

真剣なチャニョルを見て、ベクヒョンは大袈裟に笑った。

BK「いーや、お前になら言えそうだ！」

BK「俺の父さんは警察官だったんだよ。それもめっちゃ偉い方のな！」

ベクヒョンは自慢げに言った。

BK「でもな大事な任務の時、部下を守って撃たれちまってさ....死んじゃったんだよ。」

CY「そう...なのか。」

BK「それも俺がちょうど10歳になる時。誕生日ケーキ目の前にウキウキしてたら電話がきてさ。」

ベクヒョンは涙を必死にこられているようだった。

BK「母さん相当ショックが強かったみたいで、それからうつ病になっちゃって....」

BK「んで、学校に急に電話がかかってきたかと思えば父さんと同じように母さんが病院のベットで冷たくなってた。」

BK「...精神的に追い詰められてんだろうな、自分から命をたったらしい。」

BK「しかもそれも俺の誕生日の日だぜ？...なんか全部俺のせいの様な気がしちまってさ。」

これがベクヒョンの本音なんだろう。

あのはにかんだ笑顔の裏で、相当苦しんでたんだろうな。

BK「...俺は二人が死ぬとこ目の前にしたわけじゃないからさ..！.お前と比べれば...そんな」

CY「....なんで隠すんだよ。」

BK「え？」

CY「何で無理して笑うんだよ。...辛いなら辛いって泣けばいいじゃんか。」

BK「...っ...」

ベクヒョンは我慢していた涙を溢れさせた。

BK「...きついよなぁ.....何で俺を一人にして置いていくんだよ....！」

CY「...そうだよな..辛い..よな。」

チャニョルはただベクヒョンの背中を優しく叩き続けた。