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何で。 ページ22
家へ帰ると、マクゴナガル先生ではなくセブルスが居た。
『…ただいま』
「邪魔している。」
無愛想な返事。何時ものように…いや、昔と同じようにの方が正しい。
『晩御飯、もう食べた?』
無言でこくりと頷く姿を見て、彼に全てを伝えるべきなのか、そうでないのか、見誤りそうに思った。まだ、まだ伝えてはいけないはずだから。
「何故…゛例のあの人゛はマグルの組織への潜入を?」
そう思っていた頃に訊かれたこと。
『それを知るには、まだ時は経っていない。もう少し先に話すべき事だから。』
「そうやって誰もが何故私から真実を遠ざける」
少し怒ったように言うセブルス。真実を知ることが出来ない苦しみは、私にも分かる。
だって、何故私が引き取られていたのか解らないから。
私は、何で。
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作者名:だぶるK先 | 作成日時:2018年6月10日 18時