出逢えたこと ページ42
ふと目を覚ますと、状況が変わったわけでもない、誰かにとっては普通の朝で絶望する。
霞んだ目から入り込んでくる情報に少しづつ順応していく。
「ん、オッパ？」
ウォヌオッパがソファに腰かけてねむっていた。
オッパだって眠っていたくせに
WN「…起きた？大丈夫？」
と一丁前に心配してくれる。
優しさに感謝しながらも、込み上げてくる涙を必死に抑える。
「…おはよ」
少しだけ布団から出した顔に手を伸ばしてそっと触れるウォヌオッパの優しさに甘えて、弱音を吐く。
「また起きちゃった」
ぼろぼろになった体はもう、ストッパーさえも壊れて、涙をひたすら流すだけのようになってしまった。
「…ステージたちたいなあ」
WN「うん」
「ファンの子も沢山いるってわかってるんだよ？」
WN「うん」
「でもさ」
「もう、無理かもしれないな、って」
WN「こんなの、無理で当たり前だよ」
優しく私を起き上がらせたウォヌオッパが隣に座る。
WN「一緒に歌いたい？」
「うん、当たり前じゃん」
WN「ㅎㅎ言うと思った」
WN「俺が隣にいたら、怖くない？」
優しい声でそう聞くから。
「こわく、ない」
あなたが隣にいるだけでわたしは強くなれた気になることに気がついてしまった。
WN「俺の隣で歌って。」
「…うん」
WN「一緒に生きよう、約束する。」
こんなの、ほぼプロポーズじゃんか
なんて言葉は心の中にしまい込んだ。
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あれから、長い長い時がたった。
関係も変わらないけど。
ミンギュオッパにはよく
MG「またくっついて！！ほら！のいて！洗濯物通るよ！」
と怒られるし。
「ウォヌオッパと付き合えって？ん〜、来世で？」
CARATにもよくからかわれちゃう。
だけど、隣でいるって。
一緒に生きようって
約束してくれたんだから。
本当に、一緒に生きてくれるって証明してね
사랑해야 할 사람을 만나는 기쁨
愛すべき人に出会う喜び
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作者名：Boo | 作成日時：2024年1月29日 16時
