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手を繋いだままリビングにいけばミンギュがソファに沈んでいた。


WN「なにしてんの?」

MG「休憩…俺がいない時用に作り置きしてたら労力使った…」


「オッパたちコーヒーでいい?」


WN「うん、ありがとう」

MG「あ〜、ありがとうウリイエップニ〜」


「はーい」


キッチンに消えていったAの背中を目で追う。

沈んだままのミンギュが俺をちらりと見て話しかけてくる。


MG「ヒョン、相変わらずだねぇ」

WN「なにが?」

MG「Aを目で追う癖。恋するJKみたいに」


WN「?」

MG「別にいいと思うんだけどねー。お互い想いあっても」




WN「…いいんだよ、これで」

タイミング悪く、Aが来た。


「なにがー?はい、コーヒー」

動揺を隠すようにミンギュが話し始めて。




MG「Aはさー、アイドル同士の恋愛あり?」


「ん?ありだと思うよ〜。あんまり世間ではいいイメージないけど。」


つくづく、俺は恵まれた環境にいながらもチキンだな、と思う。





だけど、そばにいると約束したから。

離れるかもしれない状況になんてなれない。

言い訳するように頭の中では考えるけど、本当は怖いだけ。


『意味のない恋』がきみじゃない人であろうと

『意味のある恋』がきみであろうと、関係ない。


俺にはAじゃないとだめなんだ。




「あ!ほらこのシーン!」


MG「あ〜、ようやく守らなければならないものができたんだ…ってやつ?」


「そう!言われてみたいなあ」


画面に集中するAの頭をそっと撫でてやる。


WN「いつか言われる日が来るよ」


ふわりと嬉しそうに笑う姿に俺がようやく守らなければならないものができたんだ、なんて言える日が来るのかは分からないけど。
今目の前にいるAを守る人がミンギュや他の人じゃなくて俺がいい、ってわがままを考えてみるんだ。

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作者名:Boo | 作成日時:2024年2月27日 22時

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