最高の休日 ページ30
WN
ソファに並んで座る俺とミンギュ。
それと俺の足に挟まれてるA。
Aは午後から酷い雨が降るみたいで撮影が中止になったからと午前中に帰ってきた。
俺とミンギュは元々休みで暇していたからAも巻き込んでゴロゴロと雷がなる中リビングでくっついて過ごしていた。
「雨やめばいいのに」
ぼそっと呟いたAの一言とは裏腹に雨音は強くなるだけ。
晴れ女の役目も果たせず、俺の足に挟まれて動けないAが身を捩りこっちを向いたから脇の下に手を入れて持ち上げたらあまりに猫みたいで。
思わず笑いが込み上げた。
「なんで笑ってんの?ㅎㅎ」
WN「いや?猫みたいだな、って」
「とりあえずおろしてください」
WN「ん」
膝の上に向かい合うようにAを下ろしてやる。
撮影のために身体を絞る、なんて言っていたことを思い出しながら腰を掴む。
「ふふㅎㅎくすぐったいじゃん」
MG「Aや、撮影はいつになったの?」
「2週間後くらい?だからまた体型キープしなきゃ」
MG「ふーん、絞りすぎないようにね」
ミンギュはAの伸びた髪を手に取ってはスルスルと落ちていく髪の毛を眺めながらAに話しかける。
「またジムに通わなきゃ」
MG「今回はどんな感じに撮ってもらうの?」
「うーん、お腹以外は全部露出しないからとりあえず腹筋だけ割っておけば大丈夫、って感じ?」
MG「へぇ、これまた控えめだね」
「日本の雑誌だからね」
MG「そっか」
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作者名:Boo | 作成日時:2024年2月27日 22時