こんな子ですが。 ページ9
WZ
「ねぇウジやーーー」
紙パックのジュースにストローをさしながらいつものように話し始めるAを暇なら出てけ、と一蹴しながらも結局話を聞いている。
「…でミンギュが私のスリッパ使ってGやっちゃったから困惑と怒りで私がもう一個の足のスリッパ掴んで叩きそうになっちゃって…あ、叩くのはウォヌがとめてくれたからいいんだけどね。ミンギュがしゅんとしちゃって…でもそこから口聞いてないんだよ!どうしたらいい?」
ミンギュが悪いんじゃない?ともAが悪い、とも言い難い問題。
WZ「別に、普通にしてりゃいいんじゃない??」
「うーん、でも申し訳なさもあるじゃん…」
俯きながらちゅーちゅーとジュースを吸うAは同い年には見えないほど童顔だ。
スングァンと並べばいつも年齢が逆だ、なんて言われる。
お互い喋るわけでもなく、音楽をかける訳でも無いまま
ひたすら考え事をしているふりしてぼーっとしていたら
ノックが聞こえてきた。
MG「ヒョン…どうしよう?Aヌナになんて言えば…えっ」
「え」
来ると思っていた。
MG「ヌ、ヌナ」
「え、あはい」
MG「外で話そう?」
「え?うん」
「じゃあ、ありがとジフナ」
WZ「ん」
外に出たあと歩いてどこかに向かったのか小さく聞こえる話し声もどんどん遠くなって。
ヘッドホンをつけ直して音楽に集中しようとしたけど
喧嘩の行方は気になるものだ。
結局音楽に集中は出来ずに作っていた音源を保存してパソコン電源を落とした。
ソファに潜って眠りについた。
起きて携帯を開いたらカトクが1件来ていたから通知を覗いてみる。
Aウジや、仲直りできた!迷惑かけてごめんね🙏🏻いつもありがとう😢😢
지훈ん。飯奢りな
Aえっ!?わかったけど...👍何食べたいか教えてねまた
律儀に飯も奢ってくれるみたいだし、と改めて気合いを入れて音源の続きを作成した。
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作者名:Boo | 作成日時:2024年2月11日 1時