愛し、愛され (ページ4)

今日:1,170 hit、昨日:1,213 hit、合計:174,566 hit

・ページ4

「ジュナ！セルカ撮ろうよ」

JN「いいよ〜」

「ジュニとのセルカはCARAT超喜ぶからわざと出さずに置いておくのが趣味」

と前までは言ってたけど。

最近の趣味は爆速でインスタのストーリーに流すこと。

JN「わ、はや」

「ふふふㅎㅎ」

JN「じゃあ僕の方でもあげていい？」

「？いいよ」

上がったのは私の寝顔。

それも間抜けな寝顔で。

「ちょっとジュナ！やめてよ！」

JN「かわいいじゃん、このA」

「最悪ーー！パボー！」

頬をつねろうとしたけどあいにく背が届かなくてやめた。

こんなことして遊んでくれるのも、同い年の特権だと思いたいなあ。

━━━━━━━━━━━━━━━

「ただいま〜」

1人で誰もいないはずの家にただいま、なんて言ってみたら

WN「おかえり」

誰かいました。

「うわ、怖いよウォヌ。」

WN「……そう？」

「熟考してその答えなんだとしたら尚更怖い」

WN「映画見ようよ」

「え、今何時かわかってる？」

WN「夜中の2時だけど。」

「だよね？時計ミスって設定してるとかじゃない限り確定で2時だよね？ねむいんだけど。」

WN「どうしても見たいのがあって」

私はもっぱらウォヌの上目遣いが弱いらしい。

「……いいよ」

「ねえ、ホラーはやめようよ！！！！！！ねぇ！！！！！！！」

WN「ㅋㅋㅋ」

最悪だ。こいつ、悪魔だ。

だけど、この悪魔と過ごす時間も嫌いじゃなかったりする。

同い年ってだけで、ここまで運命を感じるのは

過去があって、未来があるから。