愛し、愛され (ページ27)

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休んでみることもページ27

Aと出会った13人は、最初こそ受け入れられなかったと言う。

SC「前例があんまりないじゃないですか。それに自分自身がその立場に立つなんて思ってもなくて。だから最初からずっと喧嘩してました。お前がいるからって口にしてしまったことがあって。その日はすごかったですね。1番の大喧嘩ですㅎㅎ情けなかったなぁ、俺」

SC「誰よりも努力してるAに言っちゃいけない一言だったんです。俺なんかより断然実力があるんです。Aは違うって言うけど。」

笑って実力が無いと否定するAにとって、エスクプスが認めてくれたことは、大きな強みになった。

「14人の強みって、揃ったダンスというか、実力じゃないですか。」

「実力でやってるグループにいてもいいんだ、ってエスクプスに言われてやっと感じられるようになりましたね。」

ハンデを背負いながらもステージに立つ彼女を、ある悲劇が襲う。

イヤモニを通して伝えられた無慈悲な音声。

『Aが倒れました。…直ちに13人体制で進めてください』

「ふーっ、ふーっ」

『Aゆっくり息して』

「……もう一度立ちます。できます」

『無理しちゃだめ。あなたはただでさえ無理してるんだから』

スタッフに何度止められようと、彼女は止まれなかった。

「やるしかないです。」

その瞬間だった。

HS「A、大丈夫」

ホシが動いた。

ホシが抱きしめるとすっと表情が切り替わり、安心したように笑うA

｢ホシヤ〜…ありがとう｣

WN「ほら、いくぞ」

ウォヌが微笑んで背中を押した。

｢うん、SEVENTEENはこうでないとㅎㅎ｣

WZ「でもたまには休むべきだぞ」

JN「A〜、ほら！おいで！俺も抱きしめたげるから！」

同じ年の5人にしか分からない、その空気感。

SEVENTEENの明るい太陽は小さな体で動き続けるA。

そして、明るい太陽のそばで星のように輝くSEVENTEENは

これからも輝いていく。