愛とか。 (ページ3)

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１、２日距離を置いてしまうと、もう私から話しかけることができなくなってしまった。勝手に怒ったのは私だし、勝手に無視し始めたのも私。なんなら今こうして距離を置いてしまっているのも私だ。…でも仕方ない。だって、今は再び話しかける勇気がなければ、樹に対して甘える術を持ち合わせているような恋愛豊富な人間でもない。

髙「だからって俺を巻き込むなよ…」

『だって優吾なら理解してくれると思って』…なんて言うと、「だからってこうやって他の男とは会って喋ってるって知ったら、樹でも流石に腹立てると思うけど」と至極正論をぶちかましてくる。ほんと、ど正論すぎて何も言えない。

『でもね、樹も東京の大学受けるなら教えて欲しかった』

髙「それは樹も悪いって思ってたけど、そこまで怒んなくてもよかったんじゃねーの」

『秘密をつくられたって考えたらショックでさあ…』

髙「秘密の１つや２つ誰だってあるって。」高校生だぞ？って優吾は言って私の頭を乱暴に撫でる。それくらい理解できる。ただの嫉妬だ、嫉妬。優吾は樹が東京に進学すること知ってたわけで。知らないのは私だけ。それって、彼女でいる意味ある？って思い始めたらまたイライラが募り始めた。

樹「お前ら何してるわけ？」

なんて、低い声の樹が目の前に、放課後マックに寄って密会してると勘違いさせてしまっている私たちにあからさまに怒りを見せる樹がいた。

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