二話 ページ3
私のE組行きが決まったあの後、防衛省？の人達に呼び出された。
黄色いタコを暗殺してくれ、と。
こんなんで殺れるのかな？本当に。
ゴムのナイフと、BB弾を見つめながら思う。
つくづく思う、E組行きになってほんとよかった。こーんな楽しいことがあるんだから。
1人、部屋でニンマリとした。
あー、早く明日になんないかな。
そんなことを考えながら、兄と父が帰ってくるのに気づかず、深い眠りについた。
、
、
ちゅんちゅん
翌朝、声高と鳴くスズメの声で起こされた。
『あ、そのまま寝ちゃったんだ…』
服は昨日のまま。
あーあ、ワイシャツシワになっちゃった。
そのままって訳にもいかず、渋々スペアの制服に着替える。
そういえば、今何時だろ、
ふとして、時計を見る。短い針は既に、10時を回っていた。
あ、寝過ごした。怒られるかなー、
そんなことを思いながら、支度をする。
遅刻をしたことはこれが初めてじゃないため、あまり焦りはない。
遅刻がしょっちゅうっていうわけでもないけど。
兄も父も学校に行ったあとで、家の中はシーンとしていた。
いや、あの二人がいても静かか、この家は。
『いってきまーす』
誰もいない家に声をかけ、玄関を閉めた。
E組校舎までは、坂を登らなければならない。
だる、、
E組ってみんなこんな坂登ってんの？
ご苦労さまです、
1歩ずつ、1歩ずつ、ゆっくりと登っていく。
これなら亀の方が速いんじゃない？
そう思いながらも、スピードはあげない。
あー、遠いいー
「あれ？A？」
後ろから声が掛かる。さて、誰でしょー
後ろにいたのは、赤い髪の男だった。
『赤羽』
兄の天敵、赤羽業。私は別に嫌いじゃないけどね。気が合うし。
赤羽「こんな所でなにしてんの」
『今日からE組なの。』
赤羽「へぇー、今回は何したわけ？」
『理事長殴った』
あー、それとちょっと脅しを、
と舌を出しながら言う。
赤羽「ははっw 理事長殴るとかさいこー」
爆笑してる赤羽。何がそんなに面白いんだろう
そんな赤羽を無視して、またきつい坂と闘う。
赤羽「あ、待ってよー。一緒に行こうよ」
少し駆け足で私の隣に並んだ。
話し相手ができた。これで少しは退屈しないね
E組校舎に着くまで、赤羽とたわいもない話をしながら歩いた。
1人で歩いてた時よりは、きつくなかった。
by.颯
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kkijiq(プロフ) - この作品面白いです！続き楽しみにしてます (2020年4月6日 8時) (
レス) id: 21c3761e82 (このIDを非表示/違反報告)
seturei(プロフ) - ぴのさん» 本当ですか！？指摘ありがとうございます、直しておきます！ (2019年5月24日 15時) (レス) id: f7c062f730 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 烏間先生が烏丸になってますが…… (2019年5月23日 18時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
seturei(プロフ) - ナッツピさん» ありがとうございますm(_ _)m そう言ってくださるだけでも嬉しいです！二人で頑張っていきます (2019年4月1日 14時) (レス) id: f7c062f730 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツピ - むっちゃ面白かった！！かくのがんばってください！！応援してます！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: a274a13ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seturei＆颯（はやて） x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2019年1月27日 19時
