十一話 ページ12
『赤羽…なんでそういう事言うかな？女子に対してもうちょっと気を遣おう？』
赤羽「女子なんている？」
『ごめんね、聞いた私が馬鹿だった』
赤羽は悪魔なんだから……大魔王って言ったほうがいいのかもしれない
私は立ち上がって赤羽を無視するように歩き出した…が、ついてくるのでちょっとイライラしている
赤羽はそれがわかっているのか、ついてくるだけでなく話しかけてくるから殴りたい衝動に駆られる
『あーかーばーねー……殴っていい？』
赤羽「声が本気だから嫌って言ったら？」
『赤羽の家にラブレターと言う名の脅迫文を送るよ？』
赤羽「子供っぽいけど地味にキツイよね」
『でしょ？もっと面白いことしたいけど赤羽にはやり返されそう』
赤羽は私以上に面白いことを思いつくから兄に一度はやってみたい…っていうのが沢山ある
本気で怒られそうだからやらないし、話しかけたら「A組に戻れ」しか言わないと思うから絶対嫌だけど…
赤羽となんとなく話しているけど気になったことがある…
このまま一緒に帰るの…？
『そういえばさ、赤羽は一緒に帰るの？』
赤羽「家の方向途中まで同じだから分かれる必要ないじゃん」
『…そっか、じゃあ何か良いイタズラ教えてよ。学秀に試したいからさ』
赤羽「いいよ、勉強の邪魔でもする？」
『いいね！慌ててるところを動画に撮って学校内で公開しようかな〜』
赤羽「Aは失敗しそうだけど色々試してみる？」
『教えて！絶対成功させる！』
そんな会話をしながら歩いている時、すれ違う人に物騒な会話を聞かれ青ざめていたのを見た
心の中で謝っておいた……ごめんなさい、高校生であろうお兄さん
『あの勉強大好き馬鹿兄貴の間抜けヅラを拝んでやる…』
赤羽「やる気だねー……本人に気づかない馬鹿だけど」
『何？馬鹿って聞こえたけど』
赤羽「馬鹿って言ったよ、Aだから」
『私だから…？……よし、学秀の前に赤羽からだね』
赤羽「やってみれば？」
挑発的に言った赤羽の鳩尾を殴ったが余裕で避けられて悔しかったのは言うまでもない
そして、その会話を聞いている者に気付くわけもなかった
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kkijiq(プロフ) - この作品面白いです！続き楽しみにしてます (2020年4月6日 8時) (
レス) id: 21c3761e82 (このIDを非表示/違反報告)
seturei(プロフ) - ぴのさん» 本当ですか！？指摘ありがとうございます、直しておきます！ (2019年5月24日 15時) (レス) id: f7c062f730 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 烏間先生が烏丸になってますが…… (2019年5月23日 18時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
seturei(プロフ) - ナッツピさん» ありがとうございますm(_ _)m そう言ってくださるだけでも嬉しいです！二人で頑張っていきます (2019年4月1日 14時) (レス) id: f7c062f730 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツピ - むっちゃ面白かった！！かくのがんばってください！！応援してます！ (2019年3月31日 23時) (レス) id: a274a13ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seturei＆颯（はやて） x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2019年1月27日 19時
