名前で呼び合う ページ5
「っ…」
「鬱陶しいぞお前」
あれ
殴られてない
「チッ…サボろうぜ」
「あぁそうだな」
「つまんねーの」
殴られたと思ったのに
もしかしてあの人に助けたもらった？
「Are you okay?」
大丈夫か？
「Y,yes...Thank you」
う、うん…ありがとう
僕はこの人の名前を知らない
同じクラスメイトなのに知らない
でもみんなはこの人のことをJOJOと呼ぶ
ジョジョって名前なのかな
お昼休み、僕は勇気を出して聞いてみた
「Hi…ah…I don't know your name, I want you to tell me」
こんにちは…えっと…僕君の名前を知らないんだ、教えてくれる？
「My name is Jotaro Kujo」
空条承太郎だ
「Jotaro…Good name」
承太郎…いい名前だね
だからジョジョなんだ、いい名前だなぁ
かっこいいし言いやすい
数日後、その日はいつもより授業が早く終わり、暇があったので図書室で本を借りることにした
「日本語…日本語…」
この図書室はあまり本がない
きっと読む生徒が少ないからだろう
先生すらいない
「…勝手に借りちゃっていいかな」
僕はこんな感じかなぁとやって借りた
まだ全然暇だから本読んでいよう
「英語の本がある…」
英語の本を飲むのは何ヶ月ぶりだろう
「ユリーヌ？」
「あ、承太郎」
「図書室にいるなんて珍しいな」
「時間があったから…」
「なに読んでるんだ？」
「えっと…子供っぽいかもしれないけど、ヘンゼルとグレーテルだよ」
「子供っぽいな」
「ここにある本が子供向けの童話しかないんだ」
「それくらいのレベルなんだよこの高校はよ」
僕はそっと本を本棚に戻した
「そういえばだが、なんで腕にハンカチ巻いてるんだ？」
「え？」
「シャツの下にハンカチ巻く理由がわからねえんだ」
承太郎はきっと2mくらいある
確か僕は180cm、20cmくらい違うけど承太郎の方がうんと高く見える
「オ、オシャレだよ」
「本当か？」
「…うん」
僕は無意識に左腕を抑えた
「じゃあ見ても構わねえよな」
「あ、ちょっとだめ！」
僕は手首のボタンを外そうとする承太郎から逃げようとするが、その行動に驚いて座り込んでしまった
「オシャレなんだろ？参考にするだけだ」
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夕 - よがっだよぉぉぉぉぉ！！！！夢主ぐぅぅぅん！！！！！！（泣） (2022年9月4日 6時) (
レス) @page15 id: 211a92bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
ハポーザ - すげぇ…よかったっす (2021年7月19日 21時) (レス) id: 0370b8798d (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - すごくおもしろかったです！ (2019年12月8日 8時) (レス) id: 5a526bb375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リコーダー | 作成日時：2019年8月21日 18時
