目撃 ページ13
ースタンドって知ってるか？
ースタンド？ビートルズのスタンドバイミーの略かなんか？
ー知らないなら別にいい…お前に聞く、お前はブラキャのなんだと思う？
ー…考えたことない
ーなら考えて答えろ
スタンドのことは知らない…まあ当たり前か
ー友達かな
ーなぜ友達なんだ？
ーそれ以外に思いつく言葉がないからだよバーカ
ーそうか
そっけなくそう書くと、君の殴り書きが増えた
ーんだよ、僕がまじめに答えたってのに
ーそんなに怒ることでもないじゃん
ーあーもう、イライラする…僕はもう喋らない
ーあ、ちょっと！
「…ごめん、もう話してもらえないみたい」
「別に大丈夫だ」
「…」
すると
「っ！ジョータロー！タイヘン！」
「？」
「カーサン帰ってきた！」
物音がする
今すぐあっちに行かないと機嫌を損ねちゃう
「ここにいて、僕が戻ってくるまで出ちゃだめ」
「あぁ」
「カーサン？」
「アンタこれ誰の靴よ」
「…あっ」
「誰の靴かって聞いてんだよ！」
「イ”っ！！」
また引っ掻かれた
また血がポタポタと流れる
「答えな、誰の靴なんだ？」
「アゥアゥ…ウウ」
わからないフリをしよう
承太郎がいることを知られてはいけない！
「ふーん、言わないんだ」
母さんは靴を戻すとキッチンへ向かった
「手を机に置きなさい」
母さんの手にはフォークがあった
「ブラキャ言いなりになるな、抵抗するんだ」
「な、ナニするの？」
「置け」
「手にぶっさすんだよ馬鹿！絶対痛いからやめとけ！」
君の注意を聞いたけど、僕は抗えなかった
「こ…こう？」
「やるのが遅いのよアホ！！」
音は聞こえなかったけど、ゴリゴリって感覚があった
ボキッていう何回も聞いたことのある音もした
「アハハハッ！そのまま死んでしまいなさい！死ね！」
「やれやれだぜ」
すまねえブラキャ、鍵がかかってないドアを開けたくなる衝動に駆られたんだぜ
「だ、誰よアンタ！」
「もう警察は呼んでいる」
「は、はぁ？！警察？！私は何も悪いことなんてしてないわ！」
「…例え女でも許さねえな」
「何言ってんのアンタ！聞こえにくいのよ！」
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夕 - よがっだよぉぉぉぉぉ！！！！夢主ぐぅぅぅん！！！！！！（泣） (2022年9月4日 6時) (
レス) @page15 id: 211a92bbe4 (このIDを非表示/違反報告)
ハポーザ - すげぇ…よかったっす (2021年7月19日 21時) (レス) id: 0370b8798d (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - すごくおもしろかったです！ (2019年12月8日 8時) (レス) id: 5a526bb375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リコーダー | 作成日時：2019年8月21日 18時
