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突然やってきた訪問者を出迎えるため、私と荼毘さんは玄関へと続く廊下を歩く。
(これ、私もついて行く意味あるのかな…。)
そう疑問に思いながらも、今から知らない人と対面することに少しだけ緊張していた。
(だけど、その人にはちょっとだけ感謝かな。あのまま続いてたら色々とやばかったかもだし…。)
苦笑いを浮かべながら、面倒くさそうに前を歩く荼毘さんを見上げる。
……今の今まで、ソファの上で荼毘さんに押し倒されていたのだ。
しかし、その時間は『強制終了』という形で終わりを迎えた。
そのことを考えると、玄関の向こうにいる、まだ見ぬ人物に感謝の念を抱いた。
「うるっせぇ…。やっぱイカれてやがる。」
ふいに、荼毘さんがため息混じりに愚痴を漏らす。
今も尚、私達の耳には、延々とチャイムの甲高い音が響いていた。
(荼毘さんはその人のこと、あんまり良く思ってないのかな…？)
荼毘さんの全体的な態度から、なんとなくそう読み取る。
「今来てるのって、荼毘さんの知り合い…ですか？」
「ん？あぁ知り合いというか…連合のヤツだ。まあ、アイツを『仲間』とは呼びたくねぇが。」
「…あれ、連合って…え！？敵連合の人ですか！？ならなんで私も…！？」
「お前ことで頼んでたことがあった。頭の可笑しいヤツだが、どうせすぐ帰ってもらうから適当にあしらえよ。」
(そんなこと急に言われても…！)
私の緊張に拍車がかかる。
『敵連合』と聞くと、どうしても万が一のことを心配してしまった。
(荼毘さんがいるし、大丈夫か…。)
……私の心の準備もままならないまま、荼毘さんはドアノブに手をかける。
そして、玄関のドアが開いたその瞬間＿＿＿＿＿
「うぉっ………………！ 」
驚く荼毘さんをするりとかわし、一瞬にして『誰か』が中へと入ってくる。
「おい＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『少女』は私を見上げ＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿トガ！」
『トガ』は、不気味に笑った。
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如月 - 荼毘さんかっこよすぎます！続き書いてくれると嬉しいです！(*´∇｀*) (5月15日 21時) (
レス) @page22 id: 144d29d1f5 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 続きを正座待機。最高かよ!!!! (2023年4月14日 17時) (レス) @page22 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
よっすぃ - 続きが見たいです……… (2022年12月16日 7時) (レス) @page5 id: 93ab21d600 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 続き…続き…続きｦ… (2022年12月5日 8時) (レス) @page22 id: 1a035e157b (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 続き…書いてくれると嬉しいです… (2022年12月4日 20時) (レス) @page22 id: 19794637f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那カイ | 作成日時：2020年1月19日 20時
