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「ダメじゃないし、まだ帰りません！それにAちゃんをずっとここに閉じ込めてるつもりですか？」
「別に閉じ込めてるわけじゃねえよ。お前が関わると面倒だし、そもそも、お前もAもヒーローに見つかったらどうするんだよ。」
「それは何とかしますよ。安心して私にAちゃんを預けてください！」
「何とかってなんだよ…。とにかくダメだ。」
トガちゃんはムスッとした顔で、荼毘さんは面倒くさそうな顔で、言い合いを始める。
そんな2人を、私は気まずい気持ちを抱えながらただただ見ていることしか出来ない。
(この2人って、やっぱり仲良くないんだな…。というか、私って閉じ込められてる訳じゃなかったんだ…。)
言い合う声が飛び交う中、そんなことを考えていた。
私はずっと、外に出ることを許されていないのだと勝手に決めつけていたが、どうやら荼毘さんにそういう意思はなかったらしい。
そうとは言え、確かに荼毘さんの言う通りだった。
私はともかく、敵連合の1人であるトガちゃんが、そうやすやすと人前に出ても大丈夫なのだろうか。
「……というか、外で黒霧待ってんだろ？さっさと帰れ。」
「黒霧さんにはもう帰ってもらってます。初めからAちゃんとデートする気満々だったので。」
「はぁ…お前な……。」
「いいよね、Aちゃん！私とAちゃんはもう『お友達』だもん！」
その時＿＿＿＿。
トガちゃんの最後の言葉に、私の心が激しく揺らいだ。
「友達……？私、が………？」
「はい！そうです！」
じわりと、暖かい何かが広がっていくのを感じた。
(友、達……。友達……。)
その言葉を、心の中で何度も復唱する。
＿＿＿この生きてきた十数年、私には縁もゆかりもなかったもの。
「Aちゃん…？どうしたの……？」
トガちゃんが俯いた私の顔を覗き込む。
「……たい＿＿＿」
その言葉ひとつが、どれだけ私を突き動かしたか。
「＿＿＿行きたいです！荼毘さん！」
「………………は？」
荼毘さんが驚きを含んだ目を私に向けた。
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如月 - 荼毘さんかっこよすぎます！続き書いてくれると嬉しいです！(*´∇｀*) (5月15日 21時) (
レス) @page22 id: 144d29d1f5 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 続きを正座待機。最高かよ!!!! (2023年4月14日 17時) (レス) @page22 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
よっすぃ - 続きが見たいです……… (2022年12月16日 7時) (レス) @page5 id: 93ab21d600 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 続き…続き…続きｦ… (2022年12月5日 8時) (レス) @page22 id: 1a035e157b (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 続き…書いてくれると嬉しいです… (2022年12月4日 20時) (レス) @page22 id: 19794637f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那カイ | 作成日時：2020年1月19日 20時
