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太陽の光で照らされた室内。
開けた窓から聞こえるのは、雀が朝を告げる声。
(えーと…。)
現在、キッチン内を模索中だ。
朝からやる気の出ている私は、少し上機嫌だった。
そして調理器具や食材などを確認しつつ、頭の中で献立を立てる。
正直、荼毘さんの食生活が心配だったので栄養面のことも考えなくては。
(とは言っても、普通な感じでいいよね？)
冷蔵庫の中には、食材がそれなりに揃っている。
昨日荼毘さんが買ってきたものが大半だろう。
(とりあえず、味噌汁用に…。)
棚から出した片手鍋に水を入れ、火にかける。
私自身、料理自体は全く出来ない訳でもないが、過信できるほどの自信は持ち合わせていない。
家で、親のいないときに自分の為に料理をしていた程度だった。
……考えたら誰かの為にご飯を作るのも、食べてもらうのも初めてのことだ。
そう思うと、急にハードルが高くなった気がして、変に緊張してしまう。
(それにしても…荼毘さん、いつ起きてくるかな。)
体に慣れぬキッチン内で、あちこちと行き来しながら考える。
昨日の朝、私が起きたのは7時頃だったはずだ。
その時点で荼毘さんはとっくに起きていた。
これでも荼毘さんの起床時間を考えてそれなりに早く起きたつもりでいたが、そろそろ起きてくるかもしれない。
私は、心のどこかで妙にソワソワしていた。
＿＿＿それから少し経って。
どうにか手探りで動き、時にはスマホで調べたりと、とても手際がいいとは言えない状況。
だが、それに反して私の口元は小さく弧を描く。
(…喜んでくれるといいなぁ。)
こんなことを思うのは、きっと私が荼毘さんのことを少なからず信頼している証拠なのだろう。
……誰かのために頑張れることが嬉しかった。
それから頃合いを見て片手鍋の火を止め、おたまで掬った味噌を少しずつ溶かしていく。
キッチン内には、だんだんと朝ごはんらしさを感じられる味噌汁のいい匂いが漂っている。
そして味噌汁を再度火にかけた後、私は冷蔵庫から卵を2つ取り出した。
(荼毘さん、そろそろ起きたかな。)
そんなことを考えつつ、2つの卵は油をひいたフライパンの上へ。
(目玉焼きが出来たら完成…！)
あと少しで朝ごはんが出来上がることに嬉しさを感じていたのも束の間。
突如、大きな音と共に慌ただしくリビングのドアが開かれる。
驚いた私の目に映ったのは、酷く慌てた様子の荼毘さんだった＿＿＿。
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如月 - 荼毘さんかっこよすぎます！続き書いてくれると嬉しいです！(*´∇｀*) (5月15日 21時) (
レス) @page22 id: 144d29d1f5 (このIDを非表示/違反報告)
ふふ - 続きを正座待機。最高かよ!!!! (2023年4月14日 17時) (レス) @page22 id: bc020e7b09 (このIDを非表示/違反報告)
よっすぃ - 続きが見たいです……… (2022年12月16日 7時) (レス) @page5 id: 93ab21d600 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 続き…続き…続きｦ… (2022年12月5日 8時) (レス) @page22 id: 1a035e157b (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 続き…書いてくれると嬉しいです… (2022年12月4日 20時) (レス) @page22 id: 19794637f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那カイ | 作成日時：2020年1月19日 20時
