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荼毘さんは脚を開いた状態で座っている。こちらを見ながらポンポンッとソファを叩いているが、その叩いている場所は脚と脚の間。
『ここに座れ』という意味だと思うのだが……。
(…いやいや待って待って！？そこに座れってことだよね…！？さすがにそれはまずいんじゃ…！？)
突然のことに1人であたふたと戸惑っていたのだが＿＿＿＿。
「…ったく、じれってぇなぁ……？」
「ひゃ……！！」
いきなり腕を引っ張られたかと思ったら、そのまま上手いこと丸め込まれ、後ろからぎゅっと抱きしめられる形になった。
「っ………………！？！？」
一瞬で作り上げられたこの状況と胸の下で回された腕に声も出ない。
首筋に埋められた顔と当たる髪の毛にくすぐったさを感じたのも束の間＿＿＿。
「ひゃぅ…………！？」
首筋に舌が這ったと同時に腰の辺りがぞわりとした。
その感覚に身体が反応してしまったのと恥ずかしい声を出してしまったことに酷く後悔した。
＿＿＿完全にこの人のスイッチを押してしまった気がする。
そのまま離れられず、抵抗できないまま、されるがままとなった。
肩から首筋にかけてまで舌が這い、時に甘く、時に強く歯を立てられた。耳には軽く吸い付くようにキスをされ、耳元でリップ音が響く。
その間も身体がどうしても反応してしまいそうになるが必死に我慢していた。
服が大きい分首元が広く空いてしまっているのだ。
やられ放題、され放題でもう何も言えない。
なんとか小さく暴れようにも腕の力は全く緩まなかった。
もしかしたら、このことも見込んだ上で服を貸してくれたのだろうか……。もしそうだったら相当な確信犯だ。
「結構弱いなぁ………？」
さらに耳元でそう囁かれ、荼毘さんの低い声と吐息を間近に感じ、身体が大きく跳ねた。
慣れない感覚と密着している身体に耐えられず、ついに無理矢理腕の中から脱出した。
慌てて距離をとったが、既に真っ赤な顔で涙目になっている私を見て、新しいおもちゃを見つけたかのように荼毘さんは満足気な表情を浮かべている。
「じゃあ俺も風呂入ってくるぜ。いいもん見れたしなぁ……？」
そう言ってソファから立ち上がり、荼毘さんはドアの向こうに消えていった。
(ダメだ……。ある意味、殺されそう……。)
この人と居れば自分がどうにかなってしまいそうな気がする……。
私一人となったリビングには、絶えず夜のニュース番組が放送されていた。
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ユア - はじめまして。すごくお気に入りになりました。更新楽しみにしています(*´`) (2021年8月25日 16時) (
レス) id: ca5ea56c38 (このIDを非表示/違反報告)
刹那カイ(プロフ) - はにか※はにかんさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても光栄です！気長に待っていただければ幸いです…！頑張りますね！ (2020年1月19日 16時) (レス) id: a642ec9f2d (このIDを非表示/違反報告)
はにか※はにかん(プロフ) - まって、読んできた中で上位に入るぐらい面白いです！無理せず続き頑張ってください！気長に待ちます！ (2020年1月19日 15時) (レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
刹那カイ(プロフ) - 安里さん» コメントありがとうございます！いい夢見れるんですか！？笑笑嬉しいです！更新スピード上げられるよう頑張ります！！ (2020年1月14日 8時) (レス) id: a642ec9f2d (このIDを非表示/違反報告)
安里(プロフ) - 毎日楽しみにしてます！！いつも寝る前に読むのですが、キュンキュンしすぎて全然寝れますせんでもいい夢見れますありがとうございます！！ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 04b0ac31ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那カイ | 作成日時：2019年11月3日 13時
