雑対応 二十八日目 ページ30
まふまふside
さっき急にうらたくんからメッセージが来た
どうやら今から僕の家に来るらしい
…きっと、Aについての事だろう
思い出すだけで鼻の奥がつん、とする
視界が少しずつぼやけて来たところで
インターフォンが鳴る
慌てて袖でぼやけて歪んだ目を擦り玄関に向かう
ま「…うらたくん」
う「よっ、まふ、大丈夫…ではなさそうだな、うん」
うらたくんは僕の顔を見るなり少しだけ顔を歪める
ま「…あがって、話があるん、でしょ？」
う「…まぁそんなとこ、お邪魔しまーす」
冷蔵庫からお茶を取り出してコップに注ぎそれをうらたくんの前に置く
ま「…それで？話ってなんですか？」
う「ん、まぁわかってるとは思うけど、Aについてのこと」
ま「…まぁ、そうですよね」
う「…俺達も許しては貰えなかったよ、あいつ、俺達に謝ってほしい訳じゃないって言ってた」
え…？謝ってほしい訳じゃないって…
ま「どういう、こと…」
う「さぁな、ただ、坂田はわかってたみたいだけど」
ま「さかたんが…」
う「…それでさ、俺、あいつにもう許してもらえないって思ってどうすればいいかわかんなくなったんだよ」
そんなの僕だって同じだ、僕だってどうすればいいのかわかんないよ
う「そしたらさ、センラに怒られちまってさ、リーダーなんだからしっかりしろーって」
う「……あと、会えないなら会えないで、別の方法で俺達の気持ち届けりゃいいんだ」
ま「っえ…べつ、の、方法…？」
僕がおうむ返しみたいに呟くとうらたくんはふ、と笑って
う「まふの得意なことって何？」
そう問いかけてきた
そんなの、もちろん
ま「歌うこと…曲を、作ること…」
う「…だろ？まふは今までの曲に自分の思いを込めてきた、だから今回も今のまふの気持ちを込めた歌を作ればいい」
う「俺達も、そうやってあいつに気持ちを伝えるつもりでいる」
そう、か、その方法があったんだ。
僕は、僕のやり方で、僕達にしか出来ないやり方で…
ま「っ！うらたくん、ありがとう…僕、もう一度頑張ってみる、…うらたくん達の分まで気持ち込めて曲作るから、うらたくん達も一緒に歌お？」
う「…おう、勿論、楽しみにしてるな」
ま「任せて、今までの曲の中で必ず一番のものにしてみせるから」
凍り付いた君の心にもう一度触れるために
もう一度君のその双眸に僕らを写してもらうために
僕はそう強く誓った。
〜〜〜〜〜
更新頻度亀過ぎる…
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乘肄 - 気づいたら滅茶苦茶泣いてました素敵な作品をありがとうございます！ (2020年5月5日 16時) (
レス) id: 07acb83777 (このIDを非表示/違反報告)
雪哭@AtR尊い(プロフ) - 紅い猫さん» コメントありがとうございます！ 好きといって頂けて嬉しい限りです…！これからも頑張ります！(・∀・*) (2020年2月19日 0時) (レス) id: 99625d611e (このIDを非表示/違反報告)
紅い猫 - 初コメ失礼します。とても好きな作品です。いつも更新を楽しみに待っているので、これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年2月17日 22時) (レス) id: ab853c85cf (このIDを非表示/違反報告)
せつな(プロフ) - 詩乃さん» コメント、リクエストありがとうございます。そして大変申し上げにくいのですが…主は色々とあってすとぷり地雷化してしまっていて…リクエスト本当に有難いのですが応えられそうにないせです…本当にごめんなさい…！ (2020年2月9日 10時) (レス) id: 99625d611e (このIDを非表示/違反報告)
ろるむ - 終わりって書いてるの、気のせい？ (2019年12月27日 22時) (レス) id: a41ba2503b (このIDを非表示/違反報告)
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