妖に捧げられる生贄少女 (ページ9)

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うら「ちっさ」貴『は？あんたも大してでかくないでしょちびたぬき』うら「は？」貴『あ"？』まふ「何でこうなったの」そら「さぁ…？」ページ9

貴方side

そら「いや…それ絶対考えて…」

そらるさんが言おうとしたのを遮るように
ぼふん！と音をたて部屋の中を白い煙が満たす

貴『っ…な、なに…？』

？「ふーん…あんたがまふが言ってたやつ？」

そら「あ、うらたくん早かったねー」

？「おー、ていうか、そいつ、どういう経緯でここに来たわけ？」

は？僕はそいつじゃねぇ！せめて嫌だけど、嫌だけど！巫女と呼べ！！←

なんて心のなかで考えていると煙も晴れ見えたのは茶色の髪の毛と緑色の葉っぱ、大きなふわふわしてそうなしっぽ。

貴『た、たぬ…き？』

そら「そ、ほらほらうらたくん、この子はA、今の巫女さんだよ。自己紹介して」

うら「は？そいつが巫女？なら尚更なんでここにきてんの…まぁいいや、俺はうらたぬき、あんたの言う通り化け狸の妖、まふがあんたに力を貸せって言ったから嫌だけど仕方なく来た」

いやこいつ失礼すぎんだろおい。

そら「こらこら、うらたくん、不信になるのはわかるけど、そういうこと言っちゃいけないよ」

なんだろう、そらるさんがお母さんに見えたよ←

貴『っ…はぁ…そ、そうです、か、別に…嫌ならいいですけど…？妖様のお手を煩わせる訳にはいかないですしぃ…？』

うらたぬきと名乗ったそいつに煽るように言ってやるとぴくり、と案の定そいつは反応を示した

うら「…んだお前…すっげぇムカつく、マジでこいつ巫女？何かの間違えじゃねーの？」

貴『っはぁ？いやいや寧ろあんたの頭がくるくるぱぁなんじゃ？先に煽ってきたのあんただろ』

そら「え、ちょ、二人とも…？」

うら「こいつ口の聞き方もなってねーな絶対こんなやつに力貸すとかやなんだけど」

貴『だから嫌ならいいってさっき言ったけど？嫌々協力されたって嬉しかねーよちびたぬき』

うら「あ"？誰がちびだてめぇもちびだろ」

貴『はぁ？あんたどうせ何百年も生きてその身長でしょ？僕まだ15だから！妥当だからぁ！！ざまぁ！！！』

うら「うっっっわ今すぐこいつ埋めたい」

貴『はっ！！やれるもんならやってみやがれこのくそちびたぬきめ！！！』

そら「あー…もー…収集つかない…どーしよこれー…」

一触即発、ぴりぴりとした空気が部屋を漂う

そんな空気の中この場に似つかわしくない凛とした声。

まふ「君達…何してるの…？(ﾆｺ」

うら「まふ…！こいつ何！？俺こんなやつに力貸すとか絶対嫌なんだけど！」

貴『てめぇさっきから失礼すぎんだろそのしっぽもぎ取るぞ！！！』