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顕嵐side
俺は、いつもより早めに起きて学校へ向かった。
なんとなく、姉ちゃんと顔を合わすのが気まずいから___
学校についてそのまま、部室へ向かった。
顕嵐「えっと…確かこの辺で見たんだけどな…。あ!!!!あった!!!」
見つけたのは、姉ちゃんが俺と一緒にダンスをしていたころに使っていた曲。
俺は、テンポをとるのが難しいからという理由で別の曲で大会に出たりしていた。
でも、姉ちゃんは俺より実力があって…
初めて1年目の小学校5年生で大会に初優勝。
だから…俺より期待されていた。
なのに…
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A「あたしね…受験勉強に集中したいからダンス辞めることにした」
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姉ちゃんが突然こんなことを言ったのは中学3年の5月___
俺は、その時は止めなかった。
だって…受験が終わればダンスをまた一緒にやってくれると思ったから。
なのに...
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
顕嵐「姉ちゃん!!!合格おめでとう!!!」
A「ありがと^^」
姉ちゃんが受験したのは、ダンス部の実力がある学校だった。
だから、てっきりダンス部に入るんだと思ってた。
でも、俺の考えが甘かった_
顕嵐「え…ダンスやらないの?」
A「うん、てか言ったじゃん。受験勉強に集中したいからダンス辞めるって」
顕嵐「受験勉強だろ!?もう、受験は終わったじゃん!!!」
A「次は大学受験があるの。もう…ダンスなんてこりごりだよ」
姉ちゃんの言葉が俺に重くのしかかった。
顕嵐「それじゃ…俺は誰を目標に頑張ればいいわけ!?」
A「誰をって…」
顕嵐「俺…今まで姉ちゃんを目標に頑張ってたのに!!」
A「…大丈夫だよ。顕嵐ならすぐに目標にしたい人なんて見つかるよ」
『顕嵐ならすぐに目標にしたい人なんて見つかるよ』
この言葉をはじめは信じていなかった。
でも…
入学して…朝日たちと仲良くなって…
ダンス部の見学に行ったときに…
見つけたんだ___
目標にしたい人を_____
それが…
美勇人くん____
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まりりん もんろー - 毎回ドキドキしながら読んでます! 頑張ってください (2015年5月6日 8時) (レス) id: 5b18664d53 (このIDを非表示/違反報告)
☆eri☆(プロフ) - 次にどーなるか、楽しみです。更新頑張ってくださいo(^▽^)o (2014年4月5日 20時) (レス) id: caea62461d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 大量更新うれしいですっ!これからも頑張ってください♪ (2014年4月5日 8時) (レス) id: 045919fb51 (このIDを非表示/違反報告)
優 - いつもいつも、このお話の展開にドキドキさせられます!!更新頑張ってください(^^)/応援してます♪ (>_<) (2014年4月4日 0時) (レス) id: dc41eb74e3 (このIDを非表示/違反報告)
みゅみゅ - 暇さえあれば読み返してます!!本当に面白いです!! (2014年4月3日 23時) (レス) id: 6e1b0a95cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼穹 | 作成日時:2014年3月15日 4時