黒うさぎ×白うさぎ (ページ6)

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Your side

また、始まった…

美勇人｢あれっ？もう帰っちゃうの？｣

放課後は決まってこの、ダンス部の4人がアタシに絡んでくる。

もう、慣れちゃったけどね。

A｢用事があるので…｣

龍也｢そんなこと言わずにさー笑｣

ほんとに、用事があるんだってば！

拡輝｢しめー!!ちよっと阿部から離れて!!｣

龍也｢はーい｣

(バシャッ)

如恵留｢うわっ、水かぶるとか寒そ｣

水…か。
そう言えば…
この前は、女子トイレで頭から水かぶったっけ？
色々やられすぎて、はっきり覚えてないや。

拡輝｢あはは～手が滑っちゃった(´･∀･`)｣

A｢…｣

美勇人｢なんだよ｣

ただ無言で、4人を見ていただけで睨まれる。
これも、慣れちゃったけどね…
やっぱ、慣れって怖いw

(ダンっ)

アタシは、森田くんによって壁に押し付けられた。
いわゆる、壁ドンってやつ？
まぁ、アタシがやられてるのは悪い意味だけど…

龍也｢美勇人、だいたーんwww｣

美勇人｢お前のその目、気に入らねぇんだよ。とっとと、俺らの目の前から消えろよ。｣

如恵留｢まぁ、目障りだもんね。正直言って。｣

A｢…｣

美勇人｢なにか喋れば？｣

何を喋ればいいワケ？

美勇人｢ﾁｯ、ほんとにお前見てるとイライラするんだよ！｣

(バキッ)

(ドサッ)

いった…
気がつけば、アタシは倒れていた。
殴られたんだ…って気づくのもそんなに時間はかからなかった。

拡輝｢美勇人!?｣

如恵留｢いくらなんでも殴らなくても…｣

美勇人｢…部活行こうぜ。やっぱ、こいつが自分から消えてくれねーとイライラ収まんねーわ｣

龍也｢はいはーい!!!もうこの辺にして、新入部員の所に行こー!!!｣

如恵留｢そうだな。｣

4人が教室を出たあと、しばらく用事も忘れてただ呆然とその場にいることしかできなかった。

やっぱり、アタシは…

ここにいない方が…

ｲｲﾉｶﾅ＿＿?