黒うさぎ×白うさぎ (ページ19)

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優吾「えっ?眼鏡はずしたらかわいいんだろうな～って」

美勇人「高地はアイツの事好きなの?」

優吾「ほかの女子とは雰囲気違うじゃん!!!だから、良いんだよ!!!」

美勇人「へぇ…まぁ、如恵留が好きそうなタイプだよな」

優吾「如恵留?」

美勇人「ダンス部の川島如恵留。確か、隣のクラスだよ」

優吾「へぇ～」

美勇人「それだけかよwww」

優吾「てか、美勇人って白うさぎって知ってる!?」

俺が、初めて白うさぎを知ったのも優吾がきっかけだったっけ?

あれから月日は経って、待ちに待った夏休みが近づいていた。

美勇人「なんで、夏休み前でテンション上がってんのに補習なんだよ!!!しかも、担任いないし!!!」

優吾「まー仕方ないんじゃね?俺ら、部活人間だから(笑)」

美勇人「お前も補習かよ!!!」

優吾「てか、このクラスで補習を免れた人って数人だよな」

美勇人「なのに、なんで俺ら2人だけなんだよ!!!!!」

優吾「みんな部活行ってんだろ。まぁ、俺らは真面目ってことを証明しようぜ♪」

【ガラッ】

美勇人「ヤベっ!!担任じゃねぇの?」

優吾「真面目って証明できないじゃねぇかよぉぉぉぉぉ!!!」

???「補習…2人だけでしたっけ?」

優吾「阿部さん!!他の人は、部活に行ったみたい(^_^;)」

A「そうですか…」

美勇人「どうかしたの?」

A「担任の先生に、見張ってるようにって言われたんですけど…」

優吾「そうだ!!!いい事思いついた」

美勇人「なに?」

優吾「阿部さん、この補習プリント教えてくれない?」

美勇人「いやっそれは流石にまずいだろ」

A「いいですよ…アタシでいいのなら」

美勇人「こういう面もあるんだ…」ﾎﾞｿｯ

A「なにか…分からないところある?」

美勇人「いやっ大丈夫!!」

優吾「阿部さ～んここ分からない」

A「あ…ここはこの公式じゃなくて、もっと簡単に解ける公式あるよ」

優吾「これ?」

A「うん＾＾」

この日、初めて彼女の笑顔を見た。

でも…これが最初で最後だったんだ…