ロマンチシズム

流石にそろそろ貴方に恋する ページ9

体育祭も無事終わり
結果は一位にはならなかったけど
かなりいい思い出になったと思う。

そ「はい、これ」

「ん？」

解散したあと私にスマホを見せてくる
その画面には私の綱引き中の必死な顔が映ってて



「え！最悪〜ノート見せません〜」


そう言ったあと画面をスクロールし
私とえいちゃんが手を繋いでゴールに向かっている写真を見せてきた。

そ「どうだ？これ欲しいだろ？」


「、、ノート見せるわ、やっぱり」


そ「はっはっは〜、打ち上げでこの写真は渡してやる、、あははは〜」

そう言いながら教室を後にする。


好きな人


そう書かれた紙を私は体操服のズボンから制服のスカートのポケットに移した。
なんだかそれを見たら勇気が出るような気がして。


皆一度解散し着替えて打ち上げ会場へ
その服のポケットに紙を移す。

「ユリ〜」

ユ「なんか焼けたね、、私達」

「ね、暑いもん、やだー白くなりたい〜」

場所に着くとそらに手招きされその場に向かう
その席にはえいちゃんもいるわけで
私しか告白してのを知らないのに一人でドキドキする。

そ「お疲れ様でした〜！！かんぱーい！」

とそらの大きい声で皆のグラスがぶつかる。

「お疲れ様〜」


ユ「お疲れ様〜」


エ「お疲れ様〜」


乾杯し、今日の楽しかった事をみんなで話す

そ「いや〜まじで疲れた、、」

「委員長お疲れ様っす〜」

そ「お疲れ〜っす！！」

「写真頼むっす！先輩！」


そ「あー、あれね〜、よし、この肉を食べたまえAくん」


「あ！はい！いただきます」


エ「写真？なんかあんの？」


ユ「うちもあるよーあとで送っとくね〜」


そ「俺も〜」


内心焦る心を落ち着かせて話を戻す

「あー、カラオケ予約してるんだっけ？」

そ「うん、一応大きい所予約しといたから」

「この勢いじゃみんな来るね〜」

ユ「皆テンションすごいよね、」

「なんかテンション上がるよね、文化祭も楽しみだな〜」

そ「なんかやんの？文化祭」

「特に私はやらないけど、ユリはダンスするんでしょ？楽しみだわ〜」

エ「へぇ〜ダンスするんだ」

ユ「うん、ダンス部だから一応」

「めっちゃかっこいいんだよね〜惚れちゃう」

エ「俺は踊れねーわ」

「そーなんだ！踊れそうだよね〜」

ユ「うん、踊ってそう」

エ「え、何それ、踊ってそうって、あははっ」


やっぱりこのまま友達でいた方がいいんじゃないかななんて思いながらポケットの紙を手でくしゃっと潰した。

私に気付いてほしいのです→←勇気をもって声掛ける

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