勇気をもって声掛ける ページ8
好きな人
そう書かれた紙をポケットに入れ
えいちゃんの姿を探す
そらと他の友達と話して笑ってる彼の方に
走って向かう、
そら達もえいちゃんもえ?って顔をして私を見ていて、心臓が張り裂けそうで
「前の席の人って言うから、えいちゃん一緒にゴールまでお願いします」
そういうと
立ち上がり私の腕を掴み走り出す。
周りでは勘違いした学生がヒューヒュー言っているけど、まぁあながち間違ってはいない。
少し早いスピードで握られた手に引っ張られながら
ゴールのテープを切る。
2位とついた旗を持たされ、その場に座れと言われ2人で座る。
「ごめんね、ありがとう」
エ「あーめっちゃ焦ったわー、普通に話してたしごめん、遅くて一位取れなくて」
「いや、全然、ありがとう!!」
走ったドキドキと気付かれない告白と
握られた手と、
エ「あ!悪い!」
そう言って握られた手を離すえいちゃん
その後の他の人の借り物の様子を見て
普通に話しかけてくるえいちゃんに
あー、私の事なんとも思ってないんだ、手とか繋いでもドキドキもしてくれないんだ。なんて、
エ「体調わるい?」
「え?!ううん!大丈夫めっちゃ元気!」
エ「熱中症とかで倒れないように、飴とか舐めとけよ?はい、さっきりっくんにもらったんだけど」
そう言って塩レモンキャンディーを私に渡す。
「ありがとう」
飴を袋から出してポケットにゴミを入れる
口の中で少し酸っぱくて少ししょっぱい味が広がる。
あー、なんか失恋した気分になる。
なんにも行動してないのに。
あはははっ、その特徴的な笑いも
サラサラな髪も、結構筋肉質な身体も
私だけの物になってくれないかななんて
結局その後はリレーがあるからって
私より早く次の競技に向かってしまった
ユ「A!さっきの何!借り物なんだったの?!」
そういうユリに無言で紙を見せ、またポケットにしまう。
ユ「ええええ!告白したの?!ついに?どうだった?」
「んーん、嘘ついた、席が前の人って書かれてたって」
ユ「え、何そのとっさの判断、」
「、、無理だったー目の前にするとやっぱり無理だよーユリちゃん〜」
ユ「あーよしよし、とりあえず打ち上げでまたチャンスあるしとりあえずは楽しもう〜!!」
「そーだね!楽しむぞ〜!!」
ユ「次綱引きじゃん!準備行こう〜」
「うん!」
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まーさん(プロフ) - すずりんごさん» ありがとうございます!楽しんでもらえるように頑張ります! (2019年8月18日 16時) (レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
すずりんご(プロフ) - Mrsもアバも好きなので、楽しみにしてます! (2019年8月17日 15時) (レス) id: 309974a684 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - コーヒーゼリーさん» 嬉しいコメントありがとうございます!楽しんでいただけるように頑張ります!また遊びに来てください! (2019年7月29日 15時) (レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー - えいちゃん目線…!!どんな心情なのかめっちゃ気になります!笑。続き楽しみにしてますね!! (2019年7月29日 2時) (レス) id: 848e04a385 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まーさん | 作成日時:2019年7月17日 16時