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「僕って人はこんな人」 ページ16

一目惚れなんてないと思ってた。









彼女を見る時までは。









体育も終わり自販機に向かう
入学して間も無く、幼馴染のみっくんと同じクラスになってそらもりっくんもいて何だかんだ楽しめそうな高校生活。

自販機の前を並ぶ女の子達なんて特に気にしてなくて、



でもチャリーンという音と共に俺の足元に転がってきた100円玉を拾うと、




「あ、ごめんなさい。ありがとうございます」




ああ、これが一目惚れってやつね、なんて
一人で解決して。



ツ「今の子達かわいいね」



そ「俺知ってる、隣のクラスにいるAちゃんとユリちゃん」


エ「え、何でそんなの知ってんの」


り「彼女欲しいから徹底的に調べ上げてるんだって」


そ「ちょ!言うなよ」


ツ「そらはそんな事しなくてもモテモテじゃん〜やめて〜」



り「自称ミスターだからね」



そ「やめろやめろ〜」



いや待てよめちゃくちゃ性格悪いかもしれない、可愛い子には何かあるかも知れないし、、
一目惚れって何だよ。




そ「えいちゃん?どうしたの?」




「いや、別に」




そ「ふーん」





どっちがAちゃんで、どっちがユリちゃんなのか
そんな事聞けるわけもなく、
聞いた瞬間に、どっちがタイプなのとか聞かれるし
後々面倒だし、、


体育終わりの授業を適当に受けて
そしたら適当に委員会に入れられてて





そ「もー、だるいってー、てかなんでえいちゃんと?女の子とがよかったーだるー」





そらと勝手に決められた美化委員の集合がかかり
だるい足を引きずり教室へ向かう。




そ「あーあっちじゃん一年」



そらに言われるがまま席について先生を待つ
笑い声と共に入って俺らの前に座る
女子はさっきの2人で、ユリちゃんとAちゃんか
少しの関わりを期待したり。


そ「あ、さっきの子と同じじゃん!神様ラッキー!!」


と小声で俺に話しかけるそらに
出来れば俺と同じタイプでありませんようにと願った。


配られるプリントと共に振り向く
照れて目すら見れない自分が情けない



そ「ありがとー」



と受け取る空が若干羨ましかった。



大体初対面の人には怖そう
そう言われるのは自分のせいで


でも簡単に俺ってこう言うやつだよ〜
なんて言えるわけもなくて
結局あの子の長い髪を後ろから見る事しか出来なかった。

そんな風に言えたならな→←△△△△



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まーさん(プロフ) - すずりんごさん» ありがとうございます!楽しんでもらえるように頑張ります! (2019年8月18日 16時) (レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
すずりんご(プロフ) - Mrsもアバも好きなので、楽しみにしてます! (2019年8月17日 15時) (レス) id: 309974a684 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - コーヒーゼリーさん» 嬉しいコメントありがとうございます!楽しんでいただけるように頑張ります!また遊びに来てください! (2019年7月29日 15時) (レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー - えいちゃん目線…!!どんな心情なのかめっちゃ気になります!笑。続き楽しみにしてますね!! (2019年7月29日 2時) (レス) id: 848e04a385 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まーさん | 作成日時:2019年7月17日 16時

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