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月明かりの帰り道 ページ6
「なんで疑問形だったん？」
坂田くんが笑いながら聞いてきた。
「そんなに笑わなくても…」
「ごめんごめん」
だけど坂田くんなんかボーッとしてる？
「どうしたの？坂田くん」
「うぇ!?何も無いよ！…あ、今普通に歩いてるけどどこ向かう？」
今の時刻は午後9時。
「時間的に帰った方がいいかな？」
「そうやね…Aちゃん家どこ？」
「え、あっち側だけど」
「じゃあ行こか！」
そう言って坂田くんは私の手をひっぱってきた。
「どこ向かってるの!?」
「Aちゃんの家だけど」
「送ってくれなくても大丈夫だよ？一人で帰れるし」
私がそう言うと急に坂田くんは振り返った。
「何言ってるん!?またさっきみたいに変なやつに捕まったら…」
必死なのが少しおかしくて心配してくれてるのに笑ってしまった。
「なっ、何笑ってるの…」
暗くてあまり分からないけど少し怒ってるみたい。
「ごめんごめん、坂田くん優しいなーって思っただけ」
そう言うと坂田くんは急に前に向き直った。
そして小さい声で一言言った。
「ありがと」
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ひろ - 題名に誘われてきました！！！いやーうらたんがお兄ちゃんで彼氏がぁぁぁあぁぁぁ///死にそう… 更新頑張ってください！！！ (2017年3月11日 22時) (
レス) id: e5f93f2a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹歌 | 作成日時：2017年2月25日 11時
