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貴「そう…うん、よかった」
『今回は私が助けてもらうって勝手に決めた
ごめんなさい…』
貴「ううん、大丈夫、そっちの皆は元気？」
『えぇ、すっかり』
それなら、私にとってそれが正解だし嬉しいこと
結局頼っちゃって
助けられた
貴「お礼、言っても言い切れないよね」
『助けてくれた人たちにはお礼を伝えてくれる？
A伝いでわるいけどって』
貴「私も返しきれない恩を感じてるから、わかった」
『だからあなたも、私たちのためじゃなくて、自分のために生きて』
貴「え…」
じぶんのため
それは何を意味してるの
『あなたが私の元から離れたからって嫌いになったりなんて絶対しない』
貴「…うん」
『心配してくれるのはわかるし、電話をしてくれるのもうれしい』
貴「…うん…」
『でも、自分のことをおろそかにしないで』
貴「…う、ん」
『ありがとう、いつでも私たちはAの味方よ』
貴「うん、…またね」
『えぇ』
今度、電話するのはいつだろう
会えるのはいつだろう
電話が来るのはいつだろ
お母さんが言ってたことが正しい
いい年して私が家族を卒業できてない
家族が心配って名目で家族に会おうとしてるだけ
私が甘えてたんだ
貴「っ…っ」
＊＊＊
陽「おはよ、席ありがとな」
貴「うん」
陽「…？お前、目ぇ腫れてないか？」
やば、
気付かれた
貴「…気のせいだよ」
陽「こっち見ろ、よく見せて」
貴「や、めて…」
陽「…ごめん、」
葉月に謝らせる気はなかったのに
その空気のままほどなくして教授が来て
うやむやになっちゃった
＊＊＊
貴「…結局」
陽「ん？」
貴「逆だと思ってたのに離れられてなかったのは、私なんだ」
陽「…頑張ったな」
貴「う、っん…」
無意識に言葉になってた
それに合わせて涙も出てきた
もー何で出てくるんだよ
陽「あー…これ、目に当ててろ」
貴「タオル？」
薄い紫色に赤でＨ，Ｙって
葉月陽のことか
陽「それやるから、ちょっと下向いてろ」
貴「ごめん」
陽「そこはありがとうじゃねーの？」
すぐに謝罪の言葉が出るのも悪い癖なのかな
謝れば済むって考えてるのかも
貴「…ありがと」
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雪氷 - 紗夜さん» ありがとうございます！そのように言ってもらえて感激しております！返信遅れてすみませんでした。 (2016年12月31日 23時) (
レス) id: 76ef42f690 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - お疲れ様でした！！ツキウタシリーズ…というかツキウタというジャンルで一番好きで一番応援していた作品でした！！完結した後もお気に入りを解除せず日々楽しみたいと思います！！ (2016年12月22日 20時) (レス) id: 14ff70f938 (このIDを非表示/違反報告)
蛍姫 - 雪氷さん» いいえこちらこそ小説を読ませて楽しませてもらいましたので。 (2016年11月20日 18時) (レス) id: 7986af856e (このIDを非表示/違反報告)
雪氷 - 蛍姫さん» ありがとうございます！蛍姫さんには最初から本当に助けられました。明日になるか、１週間後になるか、１か月後になるかもわかりませんが、次回もよろしくお願いいたします！ (2016年11月20日 0時) (レス) id: 76ef42f690 (このIDを非表示/違反報告)
雪氷 - まゆさん» ありがとうございます！初めての投稿だったもので、拙い点もあったと思います。ここまでありがとうございました！もっとよくできるように、次も頑張ります！ (2016年11月20日 0時) (レス) id: 76ef42f690 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪氷 | 作成日時：2016年10月31日 19時
