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陽「隼のやつ…何が言いたいんだ」
海「結局あれは俺たちに何も言わないつもりだったんだろ、最初から」
***
睦月 始side
隼「始、」
始「あぁ、相川のことだろう」
話していたみたいだからな
隼「どうする?このままだと仕事も手につかないけども」
始「ずっとあの心持じゃいつ崩れるかもわからない」
隼「つまり?」
こいつは
俺の言いたいことなんてわかっているくせに
始「どうにかするしかないだろう?」
隼「君ならそういうと思ったよ、始」
始「隼、お前は?」
隼「僕は黒の王様の思う通りに行動させてもらうよ」
始「よし、行くぞ」
あいつも
仲間も助けるために
***
相川 Aside
貴「お母さん、大丈夫だから安心して」
「でも、A…」
貴「いいから、晩ご飯作ってくるね」
お母さんには迷惑かけてらんない
私が、
私がやんなきゃ
貴「何が何でも、家族は私が守る…!」
家族が、私の唯一の救いだから
***
皐月 葵side
葵「ねぇ、今日、Aのアパートに行ってみない?」
陽「…いるかな」
…多分いないんだけど
少しでも、気を紛らわしたくて
Aがいなくなってからの陽は本当に生気がないみたいで
仕事の時だけは無理して“いつも通り”を演じてる
見ていて辛い
新「まぁ行ってみるだけタダだろ」
夜「電車代かかるよ」
新「まぁそれくらい」
***
葵「で、ここなわけだけど…」
陽「鍵、かかってるな」
どこ見てんの
本当にドア、見てる?
夜「…郵便物はいつからたまってる?」
新「えっと…5日前」
陽「菓子渡して、いなくなった日だな」
そこはちゃんと覚えてるのに
葵「それから家に戻ってきてないってこと、だよね」
新「だよな…ってちょっと待ってろ、電話…?始さんだ」
陽「うわ、え、隼?」
2人ほぼ同時の電話
しかも片方が隼さんとなれば
新「…はい、え、今からですか?」
陽「や、いけないことはないけど荷物とか…」
新「わかりました…はい」
陽「最低限は持ってるけどよ、…わかった」
…どうしたんだろ
葵「隼さんと始さんから?」
夜「何だって?」
新「陽にも同じ電話が来てたみたいだな」
陽「おー、とりあえず駅行くぞ、電車乗りながら説明する」
なんかちょっと元気?
出たのかな
いいや、空元気だろうな
夜「え、どこ行くの!?」
『空港』
葵「え!?」
空港って
そこからどこに行くの?
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雪氷 - ミスウェル・ブラッティーネさん» ありがとうございます!一回パソコンがフリーズしてデータが飛びました…(´;ω;`)できるだけ早く続きを書けるようにします! (2016年10月16日 19時) (レス) id: 76ef42f690 (このIDを非表示/違反報告)
ミスウェル・ブラッティーネ - 続き楽しみにしています!頑張ってください!o(`ω´ )o (2016年10月15日 13時) (レス) id: 77869ffd6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪氷 | 作成日時:2016年10月15日 9時