１人の少女はアイドルとつながりがありました ２

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葵「あ、Aも一緒なんだ」

貴「ごめんね？」

新「いや、大丈夫だけど」




＊＊＊



貴「んっふふ〜」

陽「なんだよそれ」



今日も講義が被ってる

ちょっとテンション上がりすぎて頬が緩む



貴「だって食堂無料だよ？食べ放題！」

陽「あー」

貴「今日は何にしようかなー」

陽「あ、教授」



あれ、教授来ちゃったか

おっと
ルーズリーフの用意を…



＊＊＊



皐月 葵side

葵「えっと…いくらだっけ」

新「葵、忘れたのか？」

葵「え、何が？」



食堂のカレーの値段は忘れたけど…



新「スタコン優勝は食堂２年間無料」

葵「そっか！」



俺、２年間食堂は無料で食べれるんだ

意外と出てもよかったかも



夜「あ、葵！新！」

葵「夜！こっち」

新「陽は？」

夜「午前最後の講義」



この時間、このメンツになるってことは…

多分化学の講義かな



葵「あ、化学の？」

新「ってことは相川も一緒か」

夜「だね」



＊＊＊



陽「お、葵ちゃんたち」

貴「いつものメンツだな」



…確かに
他にも友達はいるんだけどね？



陽「じゃ、またな」

貴「んー」



あ、後ろ側
襟が…内側に入っちゃってる

相川さんにしては珍しいね
こんなこと



葵「あの、」

夜「あ、相川さんちょっと待って」

貴「え？っ！？」



夜が席を立った

Aの首に手をまわして…



夜「襟、変に曲がってる」

貴「あ、りがと」

夜「うん…？」



顔が心なしか赤い
夜は何も気づいてないみたいだけど



葵「夜…」

陽「お前って奴は…」

新「これだから天然王は…」

夜「俺なんかした！？」

『した』



したよね
一応

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