叶わぬ恋でも、手を伸ばすよ・・・。　*切甘*

再会 ページ9

私はまだ病室に居た。


夜遅くなって面会時間が終わると、兄からの電話も入っていて


一度、帰らざる終えなかった。


帰り道、ただでさえ薄暗いのに


架乃の事で、よけい暗く感じた。


学校の前、明日からは一人で登校・・・。


なんだか悲しくなって、架乃の為にも泣かないって決めたのに。


「あっ、A？」


誰かに呼び止められた。


そこに居たのは、湊だった。


「久しぶり！・・・泣いてんの？」

「ううん。悲しかっただけ、泣いてない」


湊と再会


タメ口、呼び捨て、なんだか凄い。


自分でそう思った。


「何かあった？」

「何も無い。って言ったら嘘になるけど・・・」


(えっ！)


急に湊に抱きしめられた。


「俺、何にも頼りになるタイプじゃねぇけど。今だけ泣いていいよ」


(今だけ・・・)


「見ないからさ」

「うん」


私は泣くだけ泣いた。


湊の許しが、架乃の許しの様に感じて。


一瞬、悲しみが和らいだ。


「ありがとう、もう大丈夫」


架乃。


今日私も、ありがとう って言いました。


「どう致しまして」


・・・・・・。


私は架乃にどう言えば良いのかな。


どう返せば


良いの。

間→←誓い

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

ラッキーめっせ♪

いつもありがとう

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す