悲しさを抱えて ページ37
あれから数日
私達は、高校を卒業した。
そして、
私は悲しさを抱えていた。
信じられない様な、信じたくない真実。
「架乃・・・」
私は今_________
____________お葬式に居る。
.
卒業式は、涙が止まらなかった。
保護者席には、私の両親と兄。
少し後ろには・・・。
架乃のお母さんが来ていた。
(願いが叶ったね)
架乃が昔言っていた。
.
『あたしと弟の入学式は、誰も来なかったの』
『え?』
『家出みたいな形で出てきて、両親は離婚してて。あたし達には用が無い んだよね』
『そんなこと無いよ』
『じゃあ、信じてみようかな?』
『うん』
『卒業式には、来てくれます様に!』
『私も願ってあげるね!』
『お願いします!』
『はい!』
あの時、寂しげに笑ったよね。
でも、瞳は真っ直ぐに、願いを受け止めていた。
.
卒業式を終えると、先生から呼び出された。
「これ、架乃さんのお母さんに」
それは、卒業証書だった。
「ありがとうございます」
「うん」
嬉しくて笑顔になった。
しかし、先生は笑顔では無かった。
「先生」
「はい?」
「何で・・・架乃ではなく、お母さんなんですか?」
「実は・・・」
.
「嘘ですよね」
「・・・」
「先生!嘘だと言って下さい!」
「嘘ではないの。本当のことなのよ」
先生の話を聞いて、驚いた。
そして、立ち直れなかった。
悲し過ぎた。
「何で・・・」
「先生にも分かりかねるけれど・・・お母さんなら何か知っているかも」
.
「架乃のお母さん!」
学校近くのバス停に居た。
「架乃のお母さん、これ」
卒業証書を渡した。
「ありがとう。本当に」
「架乃は・・・私に何か言っていませんでしたか?」
「・・・」
「言って下さい!黙ってないで!」
「架乃は、貴方を嫌がっていた」
「え・・・」
架乃は、
『私を・・・嫌がった』
嘘だよね。
「架乃も結構苦しくて、呼吸器を外したがっていたの」
「それで」
「外したの」
「人殺し!」
「架乃が望んだの」
嘘だ・・・。
全部・・・。
嘘
何かの間違え。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
ラッキーめっせ♪
いつもありがとう
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルウ(プロフ) - りぁ♪s 有難うございます♪今は更新できませんが、近々更新したいと思っています!少しお待ち下さい(・ω・)/ (2011年10月18日 18時) (レス) id: a5567b4d84 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 長い間、私の小説を読んでくれて、有難うございます!更新頑張ります♪華sの小説読みに行きましたよ(^_-)-☆ (2011年8月15日 10時) (レス) id: 004be2c24d (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ずっと読み続けてました!! 更新ガンバです^^ 出来れば、私のお話も・・・。URL載せときます!! アドバイスetc.お願いします。http://uranai.nosv.org/u.php/novel/harmony/ part2もあります* (2011年8月11日 22時) (レス) id: 4fe5178f15 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 未来s 有難うございます♪更新頑張ります(^_^)v (2011年8月5日 12時) (レス) id: 58180c2fbc (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 詠歌s 感動してもらえて、嬉しいです(^^)/更新頑張ります☆ (2011年8月5日 12時) (レス) id: 58180c2fbc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルウ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/myluuru/
作成日時:2011年5月10日 19時