危険な道【黒岩】⚠️ねこた様リクエスト ページ5
ねこた様のリクエストです。リクエストありがとうございました。
⚠️このお話には、ジャッジアイズのネタバレが含まれています。未プレイ、未視聴の方は閲覧しないことをおすすめ致します。
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「ねぇ、黒岩さん」
「ん？ どうした」
目の前の男に声をかける。
彼は神室署の組織犯罪対策課の刑事である黒岩満。高い検挙率を誇り、人望も厚い。つまりエリートだ。
私はというと、同じく組織犯罪対策課の刑事だが、残念ながらエリートでもなんでもない。その上、同僚たちに秘密で黒岩さんと付き合っている。
こんなエリートの彼女になってもいいものかと度々罪悪感に苛まれるが、実際黒岩さんからは愛されているように感じるので、まぁ幸せならいいか、という感じだ。
「最近、何か私に隠してることがないですか？」
「隠してることって、例えばなんだ？」
最近、黒岩さんの様子がおかしい。神室町のある探偵をやたら気にしたり、一人行動も増えている。
「何か……危険なことに手を出してるんじゃないかって、そう感じるんですが……」
そう言った後、黒岩さんの顔を見る。
明後日の方向を向く黒岩さんは、少し悲しく、寂しそうだった。それでいて目は光を宿していなくて、闇を見ていた。
それで確信した。ああ、黒岩さんは危険なことに手を出している程のものじゃない。危険なことの中心にいるんだ、と。
「私、黒岩さんには死んで欲しくないです。生きていて欲しいです」
「それは、神室署でのエリートを失いたくないからか？」
「違う、違います！ 私は黒岩さんを……」
私を見つめる黒岩さんの目は、まるで永遠と続く暗闇のようだった。
その目を見て、一瞬言葉が詰まる。が、意を決して息を吸う。
「私は黒岩さんを愛してるんですから！ 死んで欲しくないって思うのは、普通でしょう……？」
それを聞いた黒岩さんは、少し目を大きくさせて驚いた後、ふっと笑って私の頭に手を乗せた。
「ありがとう、A。少し、生きてみてもいいと思えたよ」
「黒岩さんっ……」
ダメだ、私にはこの人を救うことが出来ない。闇から救い出すことが出来ない。
ならせめて一緒に……。
「お前は生きてくれよ、A。俺の分まで」
ああ神様。貴方は好きな人と最期を共にすることさえ許してくれないのか。
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萌音 - 海藤正治の事件簿に登場した准君と霊感の強い幼馴染みの物語を推薦します。 (2022年4月26日 20時) (
レス) id: c60a1698fc (このIDを非表示/違反報告)
ねこた - 雪奈さん» うわ…！！！うわわ…………供給ありがとうございます大好きです……………ありがとうございます………幸せになってくれ… (2022年4月8日 22時) (レス) @page2 id: 1af38740a2 (このIDを非表示/違反報告)
雪奈(プロフ) - ねこたさん» 書きました！ねこたさんのお気持ちに応えられていたら幸いです……！リクエストありがとうございました！ (2022年3月6日 12時) (レス) id: e166bd48e2 (このIDを非表示/違反報告)
雪奈(プロフ) - ねこたさん» 了解しました！ (2022年3月6日 11時) (レス) id: e166bd48e2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこた - よろしければ黒岩さんで何か一つ小話を……！お願いします… (2022年3月6日 11時) (レス) id: 1af38740a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Snow | 作成日時：2022年2月26日 14時
