ソムリエの神代さん 【名探偵コナン】【降谷零】

八滴 （新作情報も!!!） ページ8

朝起きたらまず地下のワイン貯蔵庫でワインの確認。割れないように丁寧に、でも迅速にチェックしていく。種類別、年代別に丁寧にわけられたワインたちはどれも特別美味しそうだ。


うちは基本ワイン専門、添え物程度に食事も提供しているがそんな大層なものでは無い。日によっていらっしゃるお客様も違うので、その辺を予測するのが割と難しい。買い出しは午後4時頃に、お店の近くの業務用スーパーまで。あのお店お得なのである。



「そういやクラッカー残り少なかったな……チーズと一緒に買っておこう」

バイトさんは雇っていない。必要なほど大きなお店でもないし、頑張れば私一人でも充分回せる。……まぁたまに欲しいな、と思うことはあるけれど。

「……おや、Aさんじゃないですか。お久しぶりですね」

「沖矢さん、お久しぶりです。先日はどうも」

名前を呼ばれて顔をあげれば、見た事のある顔。沖矢さんと呼ばれる糸目のイケメン男性は、うちのお店の常連さんである。突然ふらっと一人でやってきてはお酒わ飲んでふらっと帰ってしまう。

「最近はお見かけしませんでしたがお元気でしたか？」

「お陰様で。最近は少々立て込んでいましてね……またすぐお伺いします」

「楽しみにしてます」



大学院生だそうで私と割と年齢が近い。この気配の年齢でお店に来てくれるのは、安室さんと彼くらいである。……そう考えるとうちの店のお客様、顔面偏差値えぐいな？イケメンしかいないぞどういうことだ。


「お店の準備があるのでこの辺で……」

「引き止めてしまって申し訳ありませんでした。次はお店に伺いますね」

「楽しみに待ってます」









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新作ができました〜!!!
もし良かったら覗いて見てください。

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