【ハイキュー】全属性の魔法少女、逃走しています。

159 消える少女 ページ39

孤爪side







貴方「よっ、と。」





孤爪「Aっ！！！」







あの海底洞窟から移動すると、海岸の浜辺に。



戦いを経て、及川先輩と国見、そしてAも同じ場所に。







相変わらず傷はすごいけど、前よりはマシな方に見える。








……………なんでだろうとかそんな事を思いつつ。







任務にあたった一同が安堵した。







でも。




貴方「……………次の刺客に、なんか魔法かけられたみたいなので。
私は一緒に帰れません。」




金田一「えっ……………？」









Aの発言で、空気は一変。






重苦しいものになる。









貴方「……………後のことは頼みます。
ヴァルキリー、7姉妹とアイツらのことお願い。」



『まって、何されるか予想もつかないのに…………！？』









いつの間にかAは権限の一部を解放したのだろう、瞳の色が変わり。




ヴァルキリーが俺たちと同様魔法が使えるような状態に。









牛島「…………黒森。詳しい話は聞けないのか。」




貴方「―――"purification(浄化)"。」







一向に詳しいことを話そうとせず、皆の傷を治していくA。









赤葦「ちょっと、A………………！？」



二口「まてって…………！！！」









貴方「………………"healing(治癒)"。」









……………………刹那。







Aは凄まじい勢いで発動した茨に拘束され、姿を消した。







―――――残されたのは、一冊の本だけだった。

160 "本"→←158 決着と始まり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す