第394話 クソデカ感情 ページ45
NOside
貴『まぁ、ただの好き嫌いですんでお好きにどうぞ。
邪魔してすみませんね』
紅「そう言う割に距離が遠いな。」
さり気なく二人から距離を取るAに紅丸は呆れた声を出すがまあいいと言うふうに桜備に向き直った。
紅「盃を交わして互いの友好の証とする…
原国の同朋の儀式だ。」
そう言って二つのお猪口に最愛と名のついた酒を注いでいく。
紅「お前は酒、どうなんだ」
桜「いえ！俺は酒大好きで…」
スッとAに距離を取られた気がした。
ハッと慌てて言い訳をしようと振り向くとサッと森羅の後ろに隠れられてしまう始末。
桜「お、俺は酒飲んでも暴れたりとかしないから！！」
貴『あははやだなぁ疑ったりなんかしてませんよ』
桜「嘘じゃないって！！！」
そうだろ！！？火縄！？と必死に火縄に同意を求める誤解を解こうとする。
まあそうですねと火縄も答えるが、Aは相変わらずそうなんですねーと棒読みで微笑むばかり。
火「安心しろ。そもそもこの人は酒に呑まれるほど酔ったりしない。」
貴『分かってますよ。冗談です』
桜「本当に冗談だったか！？」
貴『本当に冗談ですよ』
慌てる桜備にAはヤレヤレといった表情で首をする。
本当に、そう言う意味では疑ってないですよと伏し目がちに答えた。
貴『もし大隊長にそんな事されたら………
偽物だと思ってソイツの首切り落としちゃいますよ。』
ニコッと冷淡に笑って首の前で手で横に切る動作をする。
思わずサッと首を庇ってしまう桜備に対し、大隊長はそんな事しませんもんね？とAが追い打ちをかけた。
桜「じょ、冗談だよな…？」
貴『大隊長はそんな事しないんですからそんな事する偽物は斬り殺して然るべきでしょう？』
紅「思想強すぎだろ」
それ本人だったらどうすんだよと言う紅丸に対しそんな事する大隊長は大隊長じゃないからどっちにしても斬り殺すととんでもない事を言い出すA。
とても冗談には聞こえないが冗談だとすればたちが悪い。
だって今の彼女なら本当にやりかねないのだから。
環「…なんだろう、昨日の一件でAが森羅にクソデカ感情持ってるのは薄々感じてたけどもしかして桜備大隊長に対する感情も結構クソでかい？？？」
ア「そもそもあいつが他人に向ける感情がクソデカだがアイツと大隊長は別格だな」
森「待てそれだと俺も解釈違いだと斬り殺されることになるんだけど」
貴『お前にはそんな事しねえよ』
森「それはそれで怖い」
続く (更新停止中)
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カスタード - いつも楽しみとして読ませていただいています！夢主ちゃんの性格がグサリと心に刺さりました！これからも応援してます！ (8月18日 20時) (
レス) id: 82acadb6d2 (このIDを非表示/違反報告)
うま - じっくり読ませていただいてます！更新頑張って下さい！！ (7月16日 0時) (レス) id: 4d8aeac2a6 (このIDを非表示/違反報告)
3度の飯より推しが好き(プロフ) - ちるちるさん» コメントありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！更新頑張ります！！(血涙) (2023年3月8日 0時) (レス) id: e76870b0ae (このIDを非表示/違反報告)
ちるちる(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！続きが楽しみです😊更新頑張ってください‼️ (2023年3月7日 19時) (レス) id: ace1fac0f2 (このIDを非表示/違反報告)
3度の飯より推しが好き(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます！かなりの不定期更新となってしまっていますが、気長に待っててくれると嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年3月5日 22時) (レス) id: e76870b0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3度の飯より推しが好き | 作成日時：2022年12月15日 15時
