喜劇で悲劇の人形劇第四幕【炎炎ノ消防隊】 (ページ9)

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第158話要件は結局？ページ9

NOside

ピロン♫

桜備達がAに対する疑念にモヤモヤしながら仕事をしていると、茉希の携帯からそんな軽快な音が響いた。

パカッと画面を開くと一つのメールが届いてる。

送り主はアーサーだ。件名はない。

茉「(アーサーからのメール！？)」

一体何事かと思い内容を見ると

茉「ま゜っ」

第一のシスター見習いの格好をしたAの写真が添付されていた。

画像は何枚か添付されており、斜めから取ったらしい写真や携帯を奪い取ろうとするAの姿が写っていた。

茉「かっわ…！！！」

プ「どうしたんだ？」

急に携帯を見て悶始めた茉希を見て、一体どうしたのかと携帯を覗き見る火華。

そこには当然似合ってないシスター見習い姿のAの写真がある。

茉「い、今アーサーからメールが来てっ…！」

何だ何だと出てきた桜備達にめっちゃ可愛くないですか！！？と画面を興奮気味に見せつける茉希。

しかしやはり桜備達の感想としては

プ/火/桜「「「(驚くほど似合ってないな…)」」」

森羅達と同じく似合わないという感想だった。

火「それで？どうしてAは第一の服を着てるんだ？」

茉「それがメールの内容にあったのがこの写真だけで…」

全く状況が飲み込めずにいるとプルルルルッとまた茉希の携帯がなった。

今度はメールではなく着信だ。

画面には"森羅"と表示が出ている

茉「はいもしもし」

貴『あ、もしもし茉希先輩？』

茉「えっA！？」

森羅だと思って出た茉希は携帯のスピーカーから聞こえるAの声に驚いて思わず声を出す。

良く音を聞いてみると、なんだが向こうが騒がしい。

貴『さっきの写真なんですけど』

森「テメェ俺の携帯かえせっ！」

ア「パンツ見えてるぞお前」

貴『あれちょっとふざけてやったやつなんで気にしないでください！』

ガヤガヤと五月蝿い中Aがそう言ったかと思うと茉希が何かを言う暇もなくプツッと通話は切られてしまう。

どうやらあちらは随分カオスな状況になってるらしい。

茉「結局何だったの…？」

ひたすらに困惑する茉希。

どうだったと聞かれてもさぁとしか答えようがない。

桜「…というか最近のシスター見習いってあんなスカート短いのか？

なんというかこう……いいのか？」

火「なんですか唐突に女子高生の父親みたいな事言い出して。」

プ「気持ち悪いぞお前」

桜「純粋に心配してるんですよ！！？」