第31話 恋人にしたくない人第1位 ページ32
NOside
茉「で!好きな人は!」
貴『うるっさいなぁもう…"私より強い人"ですよ私より強い人。最低条件です。』
森「出た、Aの告白の断り文句」
うるせえと面倒くさげに言いながらご飯を口に入れようとするA。
しかし次の茉希の一言でAの箸はピタリと止まってしまった。
茉「じゃあ大隊長とかどうですか!?」
桜「フブォッ!!?」
アイ「茉希さん!!」
森「うっエホッエホッ」
まさかの茉希の言葉に全員驚きを隠せない。
特に微笑ましいなだなんて思いながら味噌汁を飲んでた桜備はまさか自分が出てくるとは思わず飲んでた味噌汁を吹き出してしまった。
そしてそんな中Aの反応は
貴『…………………はあ?』
たっっっぷり溜めた上での何言ってんだこいつという反応であった。
当然と言えば当然である。17の部下に三十路の上官を、しかも本人の目の前で紹介するだなんてトチ狂ってるにも程がある。
貴『なんで一番ナイ所行くんすか?』
茉「えー!でも大隊長強いですよ!」
桜「普通に考えてないだろ!!年の差いくつだと思ってるんだ!!?」
貴『いやそこはどうでもいんですけど』
吹いた味噌汁を拭きながら怒鳴った桜備の言葉をあっさりと否定するA。
予想外の反応にこれまた全員えっ?と固まった。
茉「年の差が気にならないなら尚更おすすめですよ!」
桜「茉希お前は一旦落ち着け」
茉「大隊長は無能力者ですけど第三世代にも引けを取らない強さを持ってるんですから!」
桜「茉希」
トップスピードで走り続ける茉希にAはそれですよそれと冷静に言い放った。
貴『無能力者のくせに発火能力者に立ち向かっていくような死に急いでる人は好きになりたくありません。』
そう言ってご飯を口に運ぶA。
数秒の間、沈黙が走った。
Aが、桜備が一番ナイと言った理由が何となく分かってしまったから。
確かに、嫌だなと思ってしまったから。
火「………確かに、俺もそういう意味ではあまり大隊長のような人は恋人にしたくないかもな。」
桜「火縄まで!?」
俺そんなに生き急いでるように見えるかなと呟く桜備に二人は同時にはいと答える。
桜「俺は自分の命も大事にしてるつもりなんだがな…」
貴『生身で火事場にやってくるような馬鹿が何を言いますか』
桜「えっ」
火「本当なんですか」
桜「待ってくれ昔の話なんだ」
火「事実なんですね」
桜「待って」
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ふたば(プロフ) - この作品とても面白くて大好きです!夢主ちゃんのスパダリっぷりに思わずキュンキュンしてしまいます笑これからも執筆頑張って下さい✨ (2021年10月25日 0時) (レス) @page50 id: 4559ad2a7b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2021年9月30日 18時) (レス) @page2 id: cc011a7ffe (このIDを非表示/違反報告)
陸(プロフ) - 色々ありますよね、大丈夫ですよ! (2021年9月20日 0時) (レス) id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:3度の飯より推しが好き | 作成日時:2021年9月18日 20時