第3話 笑顔でよろしく変な隊 ページ4
貴方side
私が内心苦笑いを浮かべながら黙っていると
火「大隊長、挨拶するときぐらい筋トレをやめてくださいと何度言えば」
桜「あぁ悪い。」
常 習 犯 か よ
うわ嫌だ〜こんなもう既にボケの飽和状態みたいな隊に入りたくね〜これ私がツッコむの？？？上官に対して？？嫌だよ〜面倒くさい。あ〜やだやだ今からでもいいから訓練校時代に戻りた…
……………
…いやあんま変わんなくね？
笛吹きながら喋ってくる教官と？
毎回赤点の奇跡のバカの騎士王と？
常識人にみせかけて頭おかしい行動をよくするクラスメイト達と？
なんかよく分からんけどいつの間にかできてた過激派の私のファンクラブでしょ？？
アッなぁんだ頭のおかしさでいえば大差ないじゃん！
寧ろ人数の少ない第八のほうが幾分かマシだわ
っじゃねえんだよ！！！！！
特殊消防隊目指してる奴等頭オカシイやつしかいねえのか！！！！
それでなんだがと桜備大隊長が話しかけてきたことによって私の意識は現実へと引き戻される。
履歴書を確認する彼は特殊消防隊を希望した動機は何かと私に尋ねた。
実にありきたりでよくある質問だ。特殊消防官になるならば必ず聞かれるであろう質問。
だから私もありきたりな答えを返した。
貴『私の両親はどちらも人体発火現象の被害に巻き込まれて死にました。…なので、私は私と同じような境遇の人を少しでも減らせるように、人体自然発火現象で死んでしまう人がいなくなるように。その謎を解明するため、特殊消防官を目指しました。』
そう、真剣な顔で私は話す。
嘘は言っていない。けれど、全ても話していない。
こんな動機調べなど、殆ど意味のない行為に等しい。
簡単に嘘をつき、相手のほしい言葉を言うだけで好印象を与えることができる。
そんな質問に対し嘘はつかなかっただけ幾分かマシだろう。
そう思いながら相手の顔を見れば、やはりそうかそうかと満足そうに頷いている。
あぁ、やはりチョロい。
見るからに脳筋でお人好しそうな彼は随分と騙しやすそうだ。
そんな人間が大隊長だというのだから世も末だ。
私の考えなど知る由もなく桜備大隊長は私にこれからよろしくなと手を差し出してくる。
私もその手を掴み、満面の笑みで答えた。
貴『はい！これからよろしくお願いします！』
その日から、私の騒々しい日々が始まったのだった。
第4話 初めましてで一目惚れ！？→←第2話 色々やばいよこの隊は
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ふたば(プロフ) - この作品とても面白くて大好きです！夢主ちゃんのスパダリっぷりに思わずキュンキュンしてしまいます笑これからも執筆頑張って下さい✨ (2021年10月25日 0時) (
レス) @page50 id: 4559ad2a7b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2021年9月30日 18時) (レス) @page2 id: cc011a7ffe (このIDを非表示/違反報告)
陸(プロフ) - 色々ありますよね、大丈夫ですよ！ (2021年9月20日 0時) (レス) id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：3度の飯より推しが好き | 作成日時：2021年9月18日 20時
